9月5日に、まだ若い弁護士が、依頼放置を隠すためか、判決文を偽造して、依頼人に渡したという有印公文書偽造と行使の疑いで逮捕されました。
依頼された事件が登記手続の裁判のようだったのですが、事案が難事件であったのか、又は、手持ち事件が多くて処理できなかったのか、どちらかはわかりませんが、弁護士としてやってはいけないこと(犯罪)に手を染めたという疑いで、逮捕されてしまいました。
(松山福見川の林道)
事案が難事件だったということであれば、複数の弁護士が所属する法律事務所に在籍されているようなので、先輩弁護士に相談するなどの方法があったでしょうし、手持ち事件が多くて処理できないということであれば依頼事件をセーブする等の方法を講じるべきではなかったかと思います。
依頼された事件について手が着けられない状態であり、依頼人からすればすでに着手して訴訟が進行しているものと思っていたでしょうから、依頼人に対する説明に窮して、犯行に及んだ可能性があるのではないかと思います。
また、投資目的で20億円を超えるお金を騙し取った疑いで、まだ若い弁護士が逮捕されたことも報道されました。動機についてはわかりませんが、この弁護士の名前で検索するとロマンス詐欺の被害者救済を謳っているサイトがでてきます。
地方にいても、小さな法律事務所の弁護士の需要(ある程度の売上につながるような案件)は、年々減少しているように感じます。
地方においても、弁護士探しはほぼネットで検索して、ご相談にこられるということが大半です。そのため、地元ではなくて、ネット広告では優位な県外の弁護士や支店のある弁護士に依頼されることが増えているように感じます。
また、田舎弁護士のころとは異なり、司法試験合格者の数がはるかに増えました。スキルを磨く時間もないため、本来弁護士として備えていなければならない能力や資質に欠けている方、又は、顧客獲得のために、土日曜日夜間まで無料法律相談を実施して顧客を得なければならない方も、残念ながら、散見されるように感じます。
弁護士としてふさわしい能力と誠実さを有する弁護士が、1件1件、丁寧に仕事を行うというのが、従来の在り方だと思いますが、すでにこれが時代遅れになりつつあります。
もっとも、田舎弁護士の場合は、今でも、ディスカントしない相応の弁護士費用をいただいた上で、1件1件、丁寧に時間をかけて仕事を行うというスタイルを貫いています。

(陸奥記念館)
弁護士資格を得ても、従来型の弁護士としての道は、ここ10年位前から、いろいろと難しくなっているように感じます。
このような状況を踏まえると、ロースクール経由の法曹育成は時間とお金がかかるだけであり、今のようなロースクールはできるだけ早く廃止して、優秀な層が合格している予備試験1本に統一した法曹育成に変えるべきだと思います。
そういうことを思い知らされた事件でした😵
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