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2023年11月19日 (日)

【弁護士考】こんなときどうする 法律家の依頼者対応

 学陽書房から最近「こんなときどうする法律家の依頼者対応」という書籍が出版されました。

 依頼者と出会う場面、依頼者の気持ちを受け止める場面、依頼者を力付ける場面、依頼者が変わることを助ける場面、依頼者から静かに撤退する場面において、一般的な対応、そして、工夫された対応についての説明がされています。

 「受任後に辞任するケース」というのは、稀ですが、あります。

 田舎弁護士の場合、受任後に辞任するケースは、ほとんどありませんが、過去、辞任したケースは、いずれも、当職の意見を信頼してもらえず、ご自身が図書館やネットで調べた情報を元に問いだしてくることが頻繁にあり、こちらから着手金の返還と辞任を申し出たというケースはありました。このケースでは、休日に特別に相談を入れて対応させて頂くなどの配慮をさせていただいたものですが、最終的には、事件処理の方針について意見が一致しないということで、合意解約により辞任しました。

 中には、合意解約後に別の弁護士に対応をお願いしたところ、敗訴したので、控訴審をお願いしたいという連絡もありましたが、同じようなことの繰り返しになるため、お断りしました。

 関係が今一つしっくりいかない事案については、ご依頼人から、辞任を伝えていただけると実はありがたいのです。こちらから辞任ということになると、それを想定していない依頼人が大半ですので、まず驚かれることが大半です。

 このようなときには、工夫例にあるように、「ところで、Aさん、今日話をさせていただきながら、Aさんにとって何がベストな方法か考えていたのですが、やっぱりAさんの考えに合う弁護士を依頼されることがAさんにとってベストな選択だと思います。私はAさんの役に立たないことがおわかりになったと思うので、今日をもって辞任さえていただきます」のようなことを伝えています。

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(嫁ちゃんランチ)
 田舎弁護士の場合は、勾留されているような刑事事件以外の案件は、その日のうちに依頼を受けるということはほとんどありません。田舎弁護士に依頼をするということで本当によいのか、また、田舎弁護士自身もこの依頼を受けて本当によいのかを、考える時間が1日は欲しいからです。
 田舎弁護士の事件方針は、1件1件の事件を大切に時間をかけて対応させていただくということにしております。そのため、相応の弁護士費用もいただいております。
 弁護士によっては、依頼された事件の1件1件に誠実に向き合うことをせずに、新しい事件の着手ばかりに目がいっているような人もいるかもしれません。
 ご相談者様にアドバイスをしたいのは、緊急な事案でない限り、「複数」の弁護士と相談して、最も信頼できると思われる弁護士に依頼されることです。いつもそれをお勧めしております。 

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