【金融・企業法務】 監査役等と会計監査及び金融商品取引法
月刊監査役10月号が届きました。中村慎二弁護士執筆の法律講座「監査役等と会計監査及び金融商品取引法」です。上場会社の役員に就任している弁護士としては、基礎的な知識としておさえておく必要がある解説でした。
まず、会計監査人非設置会社と会計限定監査役という、上場会社とは真逆の機関設計についてのお話です。ただ、実際の問題として、「会計限定監査役」というのは中小企業に非常に多いです。田舎弁護士もある会社の「会計限定監査役」に就任しております。ただし、ここでは会計限定監査役としても、会計帳簿の適正性を検証する義務は負っているので、通常の方が考えている以上に責任が重いです。
次は、会計監査人設置会社において、監査役等が実施すべき会計監査の内容、会計監査人の独立性の確保、監査役等と会計監査人との連携、そして、監査役等による会計監査人の評価が解説されています。
第3に、監査役等と金融商品取引法監査については、金商法の開示規制の概要、監査証明制度の概要、会計監査、内部統制報告書監査について言及されています。
第4は、監査役等に身近な会計監査をめぐる最近の話題として、①監査上の主要な検討事項(KAM)、②会計監査報告における「その他の記載内容」、監査人による非保証業務の提供と監査役等の了解が取り上げられています。
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