【弁護士考】 司法浪人時代の思い出(失敗編)
田舎弁護士が司法浪人をしていたのはもう30年以上前のことになります。
平成5年の司法試験(論文)(7月)の後に、辰巳という司法試験予備校の「辰巳小教室」というゼミ形式の講座を申込みました。予備校でありながら少人数のゼミ形式の講座と辰巳の答案練習会をベースに勉強を重ねていたのですが、平成6年の司法試験では、まさかの択一試験(5月)で足きりにあうという手痛い目にあい、平成7年の司法試験の合格を目指して、捲土重来を期するため、平成6年も、くじけずに勉強を重ねてきました。
平成6年7月の司法試験(論文)を受けられないために、5月一杯はボーとしてしまい、日焼けサロンに通っていたことを思い出します。6月からはLECという予備校の伊藤真先生のビデオ講座を受けに早稲田まで通学していた記憶があります。
さて、辰巳小教室のゼミ形式のスタイルがペースを作りやすかったので、平成6年の秋から、早稲田司法試験セミナーという司法試験予備校のの単科だけですが、刑事系の科目の少人数のゼミに参加しましたが、これが大きな失敗でした。憲法、刑法、国際公法という公法系は論文試験でも良い成績をキープしていたことから、さらなる自信をつけるという意味で、そのゼミに参加したのが動機です。しかしながら、講師の先生が田舎弁護士から見ると独自の考え方に固執しており、よほど優秀な方でなければ、その領域に達することはできないと感じ、また、答案作成の方向性が異なるため、田舎弁護士が作成する答案ことごとくかなり厳しい採点をされてしまい、逆に、ペースが乱れてしまったという思い出があります。
自信を失った田舎弁護士は、厳しい採点をされた答案を別の司法試験予備校の講師の先生の元に持参して、田舎弁護士の方向性が間違っていないのかをご相談にうかがったこともあります。
もともと、憲法とか刑法は、論文のフォームがある程度決まっていることから、そのフォームに従って答案を作成すれば、そこそこの点数はいただけるのですが、このゼミの指導は独自の考え方に基づいての指導であり、凡そ人まねできるようなものではないため、天才ではない田舎弁護士には到底向いていないゼミであったと今でも思っています。
なぜこのようなゼミを選択したかというと、このゼミに参加した同じ司法試験受験生の知人に聞いたところ、よかったということでしたので、参加したわけですが、今から思えば、大金を支払うわけですので、もっとリサーチをしておけばよかったと思います。
結果、平成7年の司法試験は、択一試験は合格したものの、論文試験の結果は、平成5年の司法試験(論文)と同じ評価であり、成績がUPしていないということは、2年間の勉強の内容が間違っていたことを思い知らされたのでした。なお、公法系の論文の評価はよかったです。
平成7年からの勉強の方針としては、得意科目の公法系は現状を維持する、苦手意識を持っている民法及び民事訴訟法を中心に底上げを行うというスタイルで、当時お茶の水の駿河台にあった中央大学法職研究室で約1年間お世話になって、平成8年の司法試験の最終合格を果たすことができました。
当時の中央大学法職研究室では何十人もの司法試験合格者を輩出していたため、合格したばかりの田舎弁護士と年頃の変わらない若い合格者と接したことは、合格のための方向性を整える意味でよかったと思います。
田舎弁護士自身は、天才ではなくて、ガリ勉タイプの努力家と思っています。ただ、勉強する方向が間違っていたとすれば、いくら、時間をかけても試験の合格をつかむことはできません。田舎弁護士の周囲にもそのような方はたくさんいました。
ガリ勉タイプの努力家が合格するためには、できるだけたくさんの合格者と接することが必要という理解に達しました。
なお、田舎弁護士の息子は、現役で、東大理科一類に進学しましたが、正直、頭の程度は息子と余り変わらないのではないかと思います。ただ、田舎弁護士のように公立ではなくて、東大・京大合格を多数輩出する私立の進学校に進学したことから、勉強する方向性が正しく導かれたのではないかと思います(ただ、息子にこのことを言うと、「確かに、父は僕の倍くらい勉強すれば受けると思うよ」と言われました💦)。
不思議なもので、中央大学法職研修室で共に学んだ人とは現在でもお付き合いしています。辰巳小教室で知り合った方も一部にはなりますが、お付き合いがありました。他方、早稲田司法試験セミナーのその講座のゼミ生の中の2名とは別に個別ゼミをしましたが、田舎弁護士の合格後はお付き合いはありません。充実したグループほど、後日のつながりも深くなるようです💦
そういえば、息子も、高校の友人達とは大学が違っても楽しくお付き合いしているようです。
充実した高校生活を送ったんだなと想像しております💦💦
« 【行政】 政務活動費の一部を、政務活動に該当しない選挙活動等の係る記事も混在した広報誌の作成・配布にかかる経緯に充てた事案 神戸地裁令和3年4月22日判決 | トップページ | 株式会社 アリスタ・木曽 設立30周年 感謝の想いに出席させていただきました 😄 »
「【弁護士考】」カテゴリの記事
- 【弁護士考】 これって、クライアントのためになるのかな?(2026.05.18)
- 【弁護士考】 若林昌子さん(2026.05.13)
- 【弁護士考】大手法律事務所に所属する弁護士について、労働契約法上の労働者には当たらない 東京地裁令和7年2月13日判決(2026.04.01)
- 【弁護士考】 3月19日、令和7年度第1回今治建築審査会に参加しました。(2026.03.21)
- 【弁護士考】 司法修習生に評議内容聞き出し 弁護士を業務停止6か月(2026.03.17)













![井上 繁規: 時間外労働時間の理論と訴訟実務[第2版] ~判例・労災決定・学説にみる類型別判断基準と立証方法~](https://m.media-amazon.com/images/I/51HH10+k17L._SL75_.jpg)

![指宿昭一: 外国人労働者の法律実務 (最新テーマ別[実践]労働法実務 11)](https://m.media-amazon.com/images/I/41y1-S8Oi1L._SL75_.jpg)
![渡辺 輝人: 最新テーマ別[実践]労働法実務 5 残業代の法律実務](https://m.media-amazon.com/images/I/51vWMkAUqCL._SL75_.jpg)
![梅田 和尊: 最新テーマ別[実践]労働法実務 6 パワハラの法律実務](https://m.media-amazon.com/images/I/51oZE4TPMjL._SL75_.jpg)
![笠置裕亮: 労災におけるメンタル疾患の法律実務 (最新テーマ別[実践]労働法実務 13)](https://m.media-amazon.com/images/I/51YOPXNu-KL._SL75_.jpg)
![塩見卓也: 休職の法律実務 (最新テーマ別[実践]労働法実務 3)](https://m.media-amazon.com/images/I/41KQWAPOVUL._SL75_.jpg)

![竹村和也: 懲戒の法律実務 (最新テーマ別[実践]労働法実務 10)](https://m.media-amazon.com/images/I/41jL2xhwvKL._SL75_.jpg)























































![: チェーンストアエイジ 2011年3月1日号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51YpQR-PogL._SL75_.jpg)

























































最近のコメント