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2022年1月18日 (火)

【金融・企業法務】 社外取締役の役割は、企業価値最大化に向けて成功させること 橘・フクシマ・咲江 

 田舎弁護士ですが、従前は、地方の企業法務を他の弁護士より少し多く取り扱っている弁護士に過ぎなかったのですが、ここ数年で、たくさんの会社・団体の役員を引き受けさせていただいております。

 役員といっても、経営者や株主の方々から第一次的に期待されるのは、弁護士という専門職であることから、法務に関連するガバナンス機能の強化だと思いますが、法務というのがなかなか保守的な分野でもありまして、田舎弁護士が役員でいることが会社や団体の企業価値の向上に寄与しているのかという自問自答を繰り返しているところです。 

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(楢原山)
 きんざいから昨年7月に「社外取締役の実情ー15人の思想と実践」という書籍(経産省編著)がでておりましたので、少し読みました。
 橘・フクシマ・咲江さんという方のインタビューが掲載されていました。
  フクシマ氏ですが、アメリカのコーン・フェリー・インターナショナルに91年入社し、日本支社長、会長を経て、現在は、外資系会社の社長、ウシオ電機、コニカミノルタ、九州電力の社外取締役をされています。
 社外取締役の第一の存在意義については、企業価値の最大化に向けて、社内の常識が外の非常識にならないように、外のベンチマークを持ち込むことだと述べておられます。社外取締役は、競合や顧客等の外部の視点を有していることから、有用だと思います。
 また、取締役会の多様性の確保についても、取締役会の構成に留意すること、人選にはまずはその役職のミッションに必要なスキルセットや能力に着目して、性別、国籍等に関係なく、そのポジションのミッションに最適な能力や要件をもつ人財を適所適財で人選し、その次にダイバーシティを顧慮するとよいと言われています。
 そして、会社の使命として、従業員、コミュニティ、顧客、取引先などの全部を抱えて、事業を運営し、社会に貢献していくことが、経営者には求められることが強調されています。
 
 重要な点として、各企業が、企業価値向上の基本である業績向上を可能にする自社に最適なガバナンスを模索していくことだとして、インタビューを締めくくっています。
 グローバルに活躍されている経営者の方のお話をうかがうのは、よい刺激になりますね。 
 

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