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2021年11月15日 (月)

【弁護士考】 座談会「お気の毒な弁護士」を読んで

 判例時報No2488号2489号で紹介された山浦善樹元最高裁裁判官(マチ弁出身)が執筆された「お気の毒な弁護士」を読んだ後の読書感想文的な座談会です。珍しい企画です💦 

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(霊仙山)
 山浦先生は、マチ弁ご出身で、最高裁裁判官になられた方ですが、遠い昔、田舎弁護士が司法修習生のころに、司法研修所の民事弁護の教官をされており、修習生全体の懇親会の際に、1度だけお話させていただいたことがあります。山浦先生がクラス担任の渉外弁護士希望の修習生(今では大手渉外事務所のパートナー)から、「山浦教官は将来の最高裁裁判官になられる方ですよ」と言われたので、どんな堅い方なのかなと思ったのですが、お話していると、ニコニコとお話をきいていただけるいかにもマチ弁ご出身の弁護士さんらしい雰囲気のある先生でした。
 そして、後日、山浦先生が最高裁裁判官になられて、改めてすごい先生だったんだと遠い昔を思い出したことがありました。
 また、座談会では、日弁連会長を務められた阿部三郎先生(田舎弁護士の母校の大先輩で、田舎弁護士が弁護士になる前に何度もお話させていただいた方)と一緒に仕事をされていたことも知り、意外と世の中狭いと感じました。
 山浦先生の、裁判官とのコミニケーション、現場に行くことの重要性、準備書面は徹底的に工夫する話は昔から言われていたように記憶しています。
 山浦先生が、依頼を断った事例、顧問契約を解消された事例などは、なるほどなと感じさせるものがあります。
 そういえば、田舎弁護士の場合も、上から目線で「あなたの腕をみたい」といつてくる方もいましたが、そのような方の依頼は田舎弁護士も断っています。
 また、本来、請求できない金額を弁護士を使って請求するような方も中にはおられます。そのような方のご依頼も田舎弁護士も断っています。
 山浦先生の「弁護士は断食ができなければ依頼者に振り回されます」というのは、理だと思います。
 弁護士というのは、ある程度のお金に余裕がなければできない仕事だと思います。売り上げが低迷している場合に無理をしてご相談者に問題があるような案件を受けてしまい、後でかえって大きな苦労してしまうこともあります。
 また、山浦先生の、「ビジネスローヤーは依頼者は同時に雇主と言ってもよい微妙な関係に立つので、安定した報酬を得ているうちに、気づかないうちに断食ができなくなり、自立して生きていく意欲や能力が絶たれますので、倫理観が薄くなる危険があります」という言葉には肝に銘じていきたいと思います。
 駄目なものは、駄目といえる弁護士でありたいものです。
 「お気の毒な」田舎弁護士になれるよう頑張りたいと思います💦

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