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2021年8月 2日 (月)

【金融・企業法務】 銀行法務21 7月号

 田舎弁護士の顧問先の中には、銀行も含まれていることから、「銀行法務21」はもう10年以上前から購読しています。ただ、時代の推移と共に、論考や解説も昔とは大きく様変わりしています。

 銀行法務21・7号に目を通すと、それがよくわかります。 

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(水ヶ峠トンネル付近)
 まず、法務時評で、池田眞朗先生が、「これからの金融実務は、すべてのステークホルダーが持続可能性を自分事と考えて協力しなければ維持発展が望めない状況にあると考えるべきである。『SDGsとESGからの発想』と書いた所以である」と解説されています。池田先生は、田舎弁護士が学生時代の時にはすでに司法試験考査委員であった方ですが、この記載は、もう少しわかりやすく解説して欲しいなあと思いました。まあ、特別論考の「地域金融に有益な包括担保法制と行動立法学」を読めばいいということなんでしょうが。。。
 今月の解説は、アクアビジネス(養殖漁業)に対する金融機関による投融資に関する法的考察です。愛媛県は養殖漁業も盛んなのでこれはいつかは参考にしなければならないのでしょうが、やはり内容が難解です。
 金融取引法研究会は、銀行取引約定書参考例の概要ですが、これは普段接している契約書の解説であり、オーソドックスでもあり、理解が可能です。
 倒産法における相殺権の規律、危機時期の債権取得と相愛の合理的期待は、判例を前提に解説されたものですが、ここ10年、大きな管財事件が廻ってこないので、倒産法の知識も錆が出ているような気がします。
 金融業界の課題を読み解く 熱い!! 金融対談は、SBIの北尾吉孝氏です。公益は私益につながるということで、地域金融機関に対してSBIの経営資源を提供することにより、地域金融機関の活性化を図るということを考えておられるようですが、SBIとしてはこれによりどのような利益を得ているのかというのが今ひとつわかりにくいところです。
 企業価値向上のためのガバナンスの整備と不祥事防止ですが、これは、日本取引所グループによる2018年3月20日付の上場会社における不祥事予防のプリンシプル~企業価値の毀損を防ぐために~の、原則1の実を伴った実態把握が重要であるとコメントされています。
 金融機関のための相続税の要点、これは、オーソドックスなテーマですが、役立ちます。
 債権管理回収のポイントの抵当権と債権管理ですが、昔の司法試験の短答式の問題みたいです💦
 営業店におけるパワーハラスメント対策 これも、オーソドックスですね。
 営業店法務の落とし穴 競合先に対する取引条件の開示規制 これは、なるほどです。
 金融商事実務判例紹介は、同期の弁護士が多数執筆されていますね。
 

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