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2020年6月 4日 (木)

実務修習って、大切です。

 田舎弁護士の時代は、司法修習の期間が2年ほどあったため、1年6ヶ月の間は、地方で、裁判所、検察庁、法律事務所内で、裁判官、検察官、弁護士の元で、勉強することになります。

 田舎弁護士の場合には、高松を選択しました。当時の修習生の数は、8人ほどでした。田舎弁護士の前の期の修習生の年齢は、30歳を超えている方が多くを占めていました。ところが、田舎弁護士の年は、いわゆる丙案導入の試験(若い人を優先して採用する政策)であり、大学卒業したばかりの方が相当に多くを占めていたため、かろうじて20歳代の田舎弁護士はなぜかダントツの長老ということになっていました。

 閑話休題

 田舎弁護士は、研修所を卒業してすぐに弁護士登録をしたために、法律事務所の関わりで、実務修習の大切さを述べるのであれば、まず、第1に、民事事件で言うならば、どのような内容の訴状にすれば、事件の筋として落ち着きがいいのか、また、準備書面についても、過不足なく、的確に主張や反論を行えているのかということを、ベテランの先生の元で学べたということです。

 もちろん、逐一、指導していただけるわけではありません。先生の元で、ご相談者や依頼人から話を伺い、訴状や準備書面を起案するわけです。その起案は、最終的には先生の校正を経て、裁判所に提出されるわけですが、どのように校正されたのかを確認する過程において、ベテランの実務家の視点を学ぶことができます。

 また、ご相談者の方も、いろいろで、中には難しい方もおいでになることがあります。このような方に対して、ベテランの弁護士がどのようにアドバイスをされているのかについても参考になります。

 ところで、司法修習の、最近の傾向として、教えてもらうという意識の方が増えているやにききます。多忙な弁護士から教えてもらうというのはどだい無理な話です。どんどん積極的に起案するという姿勢を持つことが重要だろうと思います。

 司法修習を受け入れる弁護士は、後輩達が一人前の法曹になることに役立ちたいという思いで引き受けられていると思います。その様な先輩達の想いを無にしないためにも、どんどん積極的に起案し、調べて調べてわからないことは積極的に質問していくということが大切です。

 そのようにして、実務修習の時に学び取った方法が、現在も生きて活用しています。

 また、実務修習で知り合った友人達は、生涯の友になります。社会人になると、どうしても、ビジネスがからんできますが、実務修習で得た友人達はそのような関係にありません。忌憚のない意見をもらうし、また、意見を述べます。 

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(今治・笠松山)
 今年の夏は田舎弁護士の事務所でサマークラークを実施します。定員6名のところ、現在超過する方から申し込みをいただいております。サマクラにこられた後輩達には、以上のようなことも伝えたいと思います。

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