弁護士は、資格があれば、弁護士業ができますので、本人にやる気があれば、定年(引退)はありません。そのため、周りをみても、亡くなるまで、弁護士業をされている方もたくさんいます。もっとも、裁判官をされていた弁護士の場合には、一定期間が経過すると、廃業される方も散見されます。
弁護士という職業は、目まぐるしく変化する法的な知識の習熟等高度な専門知識も必要ですし、また、当事者が激しく対立している紛争について一方当事者の代理人として対応しなければなりませんので非常にストレスの高い仕事だと田舎弁護士は考えております。
そういう観点からすれば、現場の第一線で、今の時代のクライアントが要求されるスピードと質で対応できるのは、せいぜい60歳代前半位までではないかと思っております。
もっとも、70歳、80歳になっても、壮年期と同様に、非常に熱心に取り組まれている弁護士さんも知っております。このような先生は、やはり、壮年期も、周囲から相当な評価を受けている方です。田舎弁護士がおつきあいさせていただいているベテランの先生方は、このような方です。
他方で、これは、もう引退した方がいいだろうと思われる年配の弁護士も、残念ながら,散見されます。弁護士一人事務所を長い間経営されていた弁護士にその傾向があるように思われます(田舎弁護士もですが)。
書面の内容も的確ではない、基本的な実務に必要な知識を欠いている、尋問を見ていても、質問の意図が不明、誘導尋問が露骨、尋問以前に証拠をきちんと分析できていない等、依頼人がかわいそうに思える事案もあります。
田舎弁護士も、現在は、壮年期ですので、一生懸命仕事ができておりますが、60歳代、70歳代になって、そのまま維持できるか「全く」自信がありません。
他の弁護士から、田舎弁護士の依頼人はかわいそうと思われることがあるかもしれません。
そうなる前に、引退したいものです。
老眼が進むと法律書を読むのに時間がかかります。フィンテック等IT技術がからむものはさっぱりわかりません。。。理解力、記憶の定着にも時間がかかります。
あと、10年位はスタッフの助けをかりながらも、品質を保ったまま弁護士業ができると勝手に思っておりますが、それ以降は・・・・ う~ん。わかりませんね。
反面教師になりそうで、怖いです。
もっとも、最近は、まだまだ若い弁護士さんでありながら、どうしたんだろうと思われる方も、みるようになりました。田舎弁護士の駆け出しのころは、若い弁護士さんは、知識や経験は不足してても、あふれんばかりの熱意で十分にカバーしていたように思います。その熱意が感じられない方がいます。
最近は、競争激化のため、仕事が薄利多売的になって、1件1件の事件に時間をさけられないようになっているのかもしれません。
50歳を過ぎると、30歳代や40歳代では考えなかったいろいろなことを考えてしまうようになっています。
それだけ歳重ねたということなのでしょう。
言えることは、一生懸命に仕事をする、一生懸命に勉強をする、極端な浪費しない ということだと思います。
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