【金融・企業法務】 取締役会設置会社の株主総会において代表取締役を定める旨の定款の有効性
金融法務事情No2070号で紹介された最高裁平成29年2月21日決定です。

以前のブログでも紹介したと思いますが、金融法務事情のリーディング金融法務でもとりあげられていました。
最高裁は、
非公開会社がその判断に基づき取締役会を置いた場合、株主総会は、法に規定する事項及び定款で定めた事項に限り決議をすることができることとなるが、法において、この定款で定める事項の内容を制限する明文の規定はない。
そして、法は取締役会をもって代表取締役の職務執行を監督する機関と位置づけていると解されるが、取締役会設置会社である非公開会社において、取締役会の決議によるほか株主総会の決議によっても代表取締役を定めることができるとしても、代表取締役の選定及び解職に関する取締役会の権限が否定されるものではなく、取締役会の監督権限の実効性を失わせるとはいえない
と判断しました。

解説者によれば、①株式に譲渡制限が付されていない公開会社の場合や、②取締役会の権限を排除し株主総会においてのみ代表取締役を定めることができる旨の定款規定を定めた場合の有効性は、本決定からは明らかではないとされています。
« 【金融・企業法務】 会計監査人とのコミュニケーション入門講座 | トップページ | 【金融・企業法務】 有価証券報告書及び四半期報告書に虚偽記載がされた上場株式を取引所市場で取得した株主が、発行会社に対し、金融商品取引法21条の2に基づき損害賠償を請求した事例 東京地裁平成29年3月28日判決 »
「【金融・企業法務】」カテゴリの記事
- 【金融・企業法務】 ストーリーでわかる内部通報対応と事実認定(日本加除出版)(2026.04.24)













![井上 繁規: 時間外労働時間の理論と訴訟実務[第2版] ~判例・労災決定・学説にみる類型別判断基準と立証方法~](https://m.media-amazon.com/images/I/51HH10+k17L._SL75_.jpg)

![指宿昭一: 外国人労働者の法律実務 (最新テーマ別[実践]労働法実務 11)](https://m.media-amazon.com/images/I/41y1-S8Oi1L._SL75_.jpg)
![渡辺 輝人: 最新テーマ別[実践]労働法実務 5 残業代の法律実務](https://m.media-amazon.com/images/I/51vWMkAUqCL._SL75_.jpg)
![梅田 和尊: 最新テーマ別[実践]労働法実務 6 パワハラの法律実務](https://m.media-amazon.com/images/I/51oZE4TPMjL._SL75_.jpg)
![笠置裕亮: 労災におけるメンタル疾患の法律実務 (最新テーマ別[実践]労働法実務 13)](https://m.media-amazon.com/images/I/51YOPXNu-KL._SL75_.jpg)
![塩見卓也: 休職の法律実務 (最新テーマ別[実践]労働法実務 3)](https://m.media-amazon.com/images/I/41KQWAPOVUL._SL75_.jpg)

![竹村和也: 懲戒の法律実務 (最新テーマ別[実践]労働法実務 10)](https://m.media-amazon.com/images/I/41jL2xhwvKL._SL75_.jpg)























































![: チェーンストアエイジ 2011年3月1日号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51YpQR-PogL._SL75_.jpg)























































最近のコメント