【金融・企業法務】 コーポレートガバナンスと固定資産の減損検討
月刊監査役で紹介された連載「コーポレートガバナンスと会計上の見積りの監査」ですが、12月号は「コーポレートガバナンスと固定資産の減損検討」についての説明がされていました。
固定資産の減損会計とは、設備投資等の投資した資金(投資簿価)が将来的に生み出される現金(キャッシュフロー)でもって回収できないと見込まれる金額を損失として計上する会計技術です。
減損会計は、特定の取引結果を事後的に会計に反映させる会計技術ではなく、将来的にどれだけの現金を生み出すのかを見積もらなければならないものであり、ここに、「将来への対応」というコーポレートガバナンスと会計上の見積りの監査との関係性が見いだされることになります。
減損会計は、単なる会計技術論ではなく、投資回収できるか否かを判定するビジネス上の検討・判断が要求されるものであり、固定資産の減損検討は、投資回収の議論そのものとなります。
つまり、固定資産の減損会計は、経営者による投資の成功・失敗を示すものであり、経営者としての責任を負わなければなりかねないことにも発展する可能性があります。
監査役としても、留意していく必要があります。
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