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2015年10月 2日 (金)

法曹養成制度の迷走 BY 内田貴

 月刊監査役10号の「羅針盤」では、内田貴教授の「法曹養成制度の迷走」というテーマで執筆されていました。

 現在の法科大学院を前提とする司法試験制度のままでは、法曹を目指す母集団の縮小を招いていること、また、法科大学院制度は研究者養成という点でも大きな弊害をもたらせているということについて、警鐘を鳴らしておられます。

 母集団の縮減が質の低下をもたらすことは疑問の余地はないと断定されています。

 政策上の失敗を実証的に検証し、早期に新たな方向での転換が図られるべきと提言されています。

 田舎弁護士も、法科大学院制度が法曹養成制度に与える悪影響については、以前からブログ等で指摘してきたとおりです。

 旧司法試験の時代は、5万人程度の出願者があり、その中から様々な工夫を重ね、また、運にも恵まれたタフな少数精鋭が、選抜されてきました。

 内田先生は、「制度の存続を前提とした弥縫策に終始することは政策転換の機会を失わせ、将来の日本に大きな禍根を残す」とまで言い切っています。

 このままでは、実務法曹や実務を支える学問の水準の低下に拍車をかけるばかりです。

  一日も早く、予備試験を原則とする制度に転換させるべきです。

 そうじゃないと、母集団は益々減少していくでしょう。

 

 

 

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