【交通事故】 低髄液圧症候群・脳脊髄液減少症・脳脊髄液漏出症
日本賠償科学会の機関誌である「賠償科学No41」が送られてきました。
昨年12月14日にJA共済ビルのホールで開催された日本賠償科学会第63回研究会の全ての報告がまとめられていました。
低髄液圧症候群については、特発性のものが従来からは知られていましたが、平成13年ころに篠永正道医師がむちうち症の難治性患者に対する診断名として、外傷性低髄液圧症候群という傷病名をつけて、平成17年2月22日には福岡地裁行橋支部でこれを認める裁判例がでてきたことがきっかけに一部のマスコミで大きく報道され、脳脊髄液減少症という傷病名で診断され、この診断名が医学界的には一般的でなかったことから、当該傷病名での治療については、損害保険会社の多くが支払いに消極的であったことから、各地で訴訟が提訴されるようになりました。
その後、診断基準を巡って、篠永先生のグループと整形外科学会等との間に大きな相違があったために、裁判所も複雑な医学論争に巻き込まれ、裁判が長期化する原因の1因にもなりました。
最近は、田舎弁護士が住んでいるこの地方では、当該傷病名での診断書もみることが少なくなり、段々関心も薄れつづありますが、10年程前は、当該傷病名での裁判を担当する等をして、先駆的に勉強したものです。
最近の議論は、さらに一層複雑化しているように思え、はやく医学的に決着をつけてもらいたいものです。
低髄液圧症候群・脳脊髄液減少症・脳脊髄液漏出症













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