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2014年5月31日 (土)

今時の法科大学院生、若手弁護士

 最近の判例時報で、中央ロースクールの升田純教授が、法科大学院の学生、若手弁護士について言及されているところがあり、私もなるほどなあと思ったので、紹介いたします。

 「若手弁護士の教育、訓練は、ボス弁、先輩弁護士と教育等を受ける若手弁護士との間の意識の差、齟齬は相当に大きいものがあり、

 若手弁護士の中には、司法研修所を修了し、弁護士登録をすると、一人前であると誤解する豪の者もいたり、先輩弁護士の教育、訓練を疎ましいと思う者もいたりして、

 教育、訓練に当たっては、ボス弁、先輩弁護士は相当の努力と忍耐が必要である。

 若手弁護士の中には、ボス弁、先輩弁護士の心情を全く理解しなかったり、誤解したりすることが少なくない。」

 「現在、・・・若手弁護士の実地の教育、訓練は十分な機会もなく、十分な時間もなく、十分な熱意もなく行われているのではないかと懸念される。」

 「法科大学院の学生、若手弁護士の中には、実地の教育、訓練は不要であり、自ずと身につくなどと考える者がいないではないが、誤解である(弁護士にとって、初期の段階における実地教育、実地訓練が極めて重要であり、これが十分に行われ、身が付かないと、弁護士にとって将来の負担、リスクになるおそれがある)」

 最近の若手弁護士をみると、ボス弁や先輩弁護士の指導が不十分なまま、事件をまかされ、そのために、適格な方針を立てることなどができず、訴訟等が右往左往する状況にであうことが少なくないように思います。

 私自身も、弁護士登録して15年以上経過しますが、それでもまだまだ能力不足、経験不足を感じております。3年程経過して、ようやく弁護士として半人前になれるかどうかと思います。

 過払い事件が大量にあった数年前までは若手弁護士も生活に困るようなことはあまりなかったのかと思いますが、現在のように、過払い事件も激減して、その一方で、仕事も減少傾向にあり、反面、弁護士の数だけは増加しているような情勢のもとでは、採用するボス弁や先輩弁護士も、以前のように熱意をもって指導にあたるということが少なくなっているのかもしれません。

 多忙なおボス弁や先輩弁護士が時間をさいてまで、なぜ登録したての弁護士に対して厳しい指導を行うのかについてはよく考えてみて下さい。 

 指導を受けられるだけでも、幸せと言うべきでしょう。 

 

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