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2012年12月 1日 (土)

日本損害保険協会医研センター 医療セミナー 「小児外傷」 

 先日、横浜の関内荒井ホールで損保協会主催の医療セミナー(小児の外傷)に参加いたしました。

 小児の場合、大人と比較して次のような解剖学的特徴・生理学的変化があるため、次のような損傷形態が生じやすいようです。

 □ 概してサイズが小さく臓器が密集 → 多臓器損傷が起きやすい

 □ 相対的に頭部の比率が大きい → 頭部外傷が起きやすい

 □ 上気道が小さい、狭い、漏斗型をしている

      → 軟部組織による気道閉塞が起きやすい

 □ 椎間関節が平坦で、靱帯が柔らかい

      → 骨傷を伴わない頸髄損傷が起きやすい

 □ 胸壁が薄く、肋骨が折れにくい → 肺挫傷の頻度が高い

 □ 肋骨は並行に走り、肋間筋が弱い → 横隔膜で呼吸しがちに

 □ 縦隔が移動しやすい → 緊張性気胸には影響を受けやすい

 □ 腹腔内の臓器はより前方にあり腹腔内死亡が少ない 

      → 腹腔内臓器損傷や出血を起こしやすい

 □ 骨組織は柔らかく、骨膜が厚い → 不完全骨折の頻度が高い

 □ 骨端線は成長過程にあり、癒合していない 

      → 骨端線骨折による成長障害

 □ 血管収縮により循環動態を代償しやすい

      → ショックの早期には血圧が正常であることが多い

 □ 対表面積が大きい → 体表露出により体温低下が著しい

 子どもって、大人と異なることが多いみたいです。

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