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2011年5月27日 (金)

弁護士2人体制になって

 今年の1月から弁護士2人体制となり、複数の相談室をフル回転しながら、執務しています。

 弁護士人口増加を受けて、私のような弁護士一人事務所が思い切って、新人弁護士を採用することもあると思われますので、このようなことを検討している弁護士さんのために、これまでの感想を述べたいと思います。

 まず、弁護士2人体制になっての最大のメリットは、事務所に弁護士がいない時間が大幅に減少することができたということです。といいますのは、弁護士一人事務所の場合、弁護士が所外にでることが多く、その間、事務所はスタッフだけになり、臨機応変な対応ができないという欠点が大幅に解消されることになりました。

 また、3人よれば文殊の知恵という諺にもありますように、複数の弁護士にて、ご相談や事件の内容を検討できるというメリットも捨てがたいものです。

 他方、デメリットもあります。

 やはり弁護士を採用する以上、大幅に人件費が増加するということです。事件数自体が減少傾向にある現状において、経費の大幅増加というデメリットは無視できるものではありません。私が勤務弁護士のときにはなかなかこのような感覚を抱くことはできませんでしたが、弁護士を採用して初めて昔のボス弁の経営苦労を感じることができました。

 次に、新人弁護士に対する指導に、意外と負担がかかるということです。とくに、司法修習期間が短縮されたことにより、昔の司法研修所であれば教えられていたような知識が得られていないようです。結果的に自分で起案した方が能率がよいことが少なくありませんが、教育のために(偉そうですね)、敢えて厳しく指導しています。司法修習の期間は少なくとも1年6カ月は必要ではないかと思います(なお、私の事務所の新人弁護士の方は、新司法試験も優秀な成績で合格しているためか、旧司法試験の合格組との間で差があるとは感じていません。知識の差はともかく、能力的には変わらないのではないかと思います。)。

 もっとも、デメリットのうち、前者については、採用された弁護士自身に由来するものではなく、経営弁護士の責任に帰されるべきものです。これからの弁護士はマネイジメントにも長けていることが必要だと思われます。

 また、後者についても、新人弁護士が次第に経験を積むことにより解消されることが予想されます。

 私のような地方の弁護士一人事務所において、新人弁護士を採用する際に、参考になればと思い、感想を述べさせていただきました。

 留守番を任せられる方がいるというのは、頼もしいですよ。

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