【流通】 チェーンストアエイジ 12/15号
チェーンストアエイジ(12月15日号)が事務所に届きました。
新春特集として、ローカルスーパーマーケットが採り上げられていました。
ご承知のように、上場スーパーマーケットや総合スーパーの2010年度第2四半期決算では、長引く消費不振の影響を受け、多くのスーパーで、減収になったところが多かったようです。
特に、食品小売マーケットでは、同質飽和化しているため、厳しい競争状況にあるようです。
同質飽和化している状況で、競争に勝つためには、低価格路線しかありませんが、それでは資本力で劣る中小のローカルスーパーは、大手スーパーに対応することができません。
今回チェーンストアエイジで採り上げられたローカルスーパーは、低価格路線以外の方策で、勝ち残っている会社であり、参考になります。
「巨大資本であろうと、競争の根本は個店対個店の勝負だ。半径1~2㎞というSMの限られた商圏内で最も支持される店を1店ずつつくり上げていけば、大手チェーンといえどもおいそれとつぶすことはできない。」と書かれています。
これは、法律事務所でも同じことが言えるのではないかと思います。
いかに都会の方から、大きな弁護士法人の支所などがきても、今治地方という限られた商圏で、最も支持される事務所を作り上げていけば、ローカルな法律事務所でも、おいそれとつぶれることはないと理解しました。
都会の法律事務所には出来ない徹底的な地域密着型のサービスを行うことが、生き残りのために必要であると思いました。
今回の特集では、地域で大活躍している12のローカルスーパーが採り上げられています。
強く関心を抱いたのは、岡山県にあるハローズという食品スーパーです。
まず、この会社は、価格競争力を備えていることです。コスメスシステムという競業店に対して、常に価格優位性を保つための仕組みを導入していることです。
そして、24時間営業を中国エリアで他社に先駆けてスタートさせた店です。
この不況の中、同社は、95年に売上100億円、00年ころには300億円、05年ころには500億円、11年は700億円(見込み)に達するようです。
同質飽和化の時代、ここまで売上を増加させることができるなんて、本当にすごいと思いました。
見習いたいものです・・・
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