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2010年7月 8日 (木)

【交通事故】 平成22年度版損害賠償額算定基準 下巻 講演録編

 かなり紹介が遅れましたが、(平成22年度版)赤い本の講演録です。

 赤い本が2分冊になって、数年が経過しますが、日を重ねるにつれて、冊数が厚くなり、読む込むことが事実上困難な状態になっています。

 来年1月からは、新進気鋭の新人弁護士が当事務所に入所いたしますので、文献などを読む込むことが出来る時間を作ることができるのではないかと勝手に思いこんでいます。

 さて、「最近の東京地裁民事交通訴訟の実情」で、東京地裁民事27部の部総括判事が、少し感想を述べられておられましたので、紹介いたします。

 まず、請求額が大変高額の事件が増加したということを指摘されています。かっては、1億円を超える請求は少なかったようですが、現在では、1億円では全然珍しくなく、3億、4億円というのも少なくないようです。これは、後遺障害等級1級や2級という事案が大変増加したことによるものです。

 また、人身傷害保険が登場したことから、求償金請求が増えたという点です。

 さらには、脳脊髄液減少症、低髄液圧症候群の主張が多く、一部には、軽度外傷性脳損傷という主張もあるようです。

 軽度外傷性脳損傷をインタネットで検索したら、「友の会」のHPを見つけることができました。

 なお、講演録では、

① 後遺障害と消滅時効・除斥期間について

② 横断自転車と左折四輪車との衝突事故における過失相殺

③ 被害者側の過失

④ 子の自動車事故と親の運行供用者責任

⑤ 共同運行供用者と他人性

 がとりあげられています。

 昔の司法試験の択一式の問題に使用したらいいのでは?と思うくらい、パズル的な設問が少なくなかったです・・・・

 

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