🚓 書籍紹介(交通事故)

🏩 書籍紹介(労働・労災)

🏠 書籍紹介(不動産・建築)

📚 書籍紹介(法律)

🚚 書籍紹介(流通)

« 【金融・企業法務】  米国民事訴訟法の現状 | トップページ | 交通事故に基づく損害賠償に関する示談について、要素の錯誤による一部無効が認められた事例 名古屋地裁一宮支部平成20年12月16日判決 »

2009年9月14日 (月)

「ゆめタウン」勝利の方程式 ぱる出版 西川立一著

 パル出版からでている書籍です。著者は、西川立一さんという方で、大学卒業後は、西友に勤務して、現在は、マーケティング等のコンサルティング業務を行っておられる方のようです。

 「ゆめタウン」勝利の方程式という名前の書籍で、広島のスーパーであるイズミさんが急成長した理由について、わかりやすく書かれています。

 愛媛には、イズミの店舗がないため、愛媛ではあまり知られていない会社ですが、高松にも、大きなゆめタウンがあるため、高松市民であった私にとっては身近な店舗の1つでした。

 イズミという会社は、2007年度の決算によれば、業界第6位の地位をしめ、売上高約3800億円、経常利益194億円、経常利益率5.1%、販売管理費比率20.85という内容になっています。

 業界1位のイオンは、売上高は1兆9000億円、経常利益は、495億円であるものの、経常利益率は2.6%、販売管理比率31%であることから、イズミの財務内容は他社と比べて飛び抜けて良いことから、同社を広島発の流通革新企業と評価しています。そして、「収益という物差しでとらえてみると、真の勝者はイズミである。」(同書P180)と断じています。

 同社の特徴については、イオンと対比しながら説明されています。

 例えば、「自社で商品を開発するより、その分野を知り尽くしたメーカー、問屋の商品力を頼りに売り場を作り、販売に専念する。家具はニトリ、家電はベスト電器、カジュアルはユニクロなど、有力な大型専門店に任せる。こうしたスタイルは、過去、イオンのジャスコに代表される大手チェーンが売り場を拡大し、プライベートブランドの取り組みを強化していったのとは、真逆の方向である。」(同書P24)

 「店舗のゾーニングやレイアウトに対するスタンスは大きな差異がみられる。このことは何を意味しているのだろうか。イオンはどこにおいても競合に打ち勝てる最強のモデルづくりにまい進しているように思える。イズミはあえて店舗スタイルを標準化せずに、そのときどきでカスタマイズしながら、出店環境にフレキシブルに対応して適正化させていく。これに対して、もともとイオンは店舗を規格化した工業プロダクト志向が強いだけに、プロトタイプ化は当然の選択ともいえる。それに対して、イズミは逆を行くことで、間隙を縫って活路を見いだそうとしている用に思える。」(同書P160)

 「立地戦略において、イオンはフォーカスを郊外に絞り込んでおり、イズミは郊外、準郊外、中心市街地と選択肢を広げている。総じてイズミの手法は多様性に富んでおり、状況に応じた臨機応変の対応が可能であることがわかる。その一方でイオンは柔軟性に欠けるものの、事業モデルを綿密に作り上げてそれを水平展開していく。」(同書P162)

 規模、質ともに地域一番店

 小さな池の大きな魚

 これらは、イズミの考え方とされているようですが、今後、法律事務所の経営を考えるに際しても、考えさせられる言葉です。

 規模、質ともに地域一番店を目標としたいです。

 なお、先日、大阪出張に行きました。往復6時間位、電車に乗りっぱなしになります。この時間を使って、普段からあまりしない読書ができるので、ある意味、大阪出張は楽しみでもあります。 

« 【金融・企業法務】  米国民事訴訟法の現状 | トップページ | 交通事故に基づく損害賠償に関する示談について、要素の錯誤による一部無効が認められた事例 名古屋地裁一宮支部平成20年12月16日判決 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 【金融・企業法務】  米国民事訴訟法の現状 | トップページ | 交通事故に基づく損害賠償に関する示談について、要素の錯誤による一部無効が認められた事例 名古屋地裁一宮支部平成20年12月16日判決 »

2026年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

🏦 書籍紹介(企業法務・金融)

無料ブログはココログ