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2009年3月 6日 (金)

【弁護士考】 田舎弁護士がいる地域の弁護士需要

  田舎弁護士が住んでいる地域を管轄する裁判所(当然支部です)内では、現在、11名の弁護士が登録しています。

  管内の人口は、約18万人程度です。

 ただ、県庁所在地と隣接していることや交通の便が良いことから、県庁所在地で登録されている弁護士も、相当数おいでになっています。

 また、海運・造船の取引も多いため、大阪の弁護士さんの名前もよく裁判所の事件掲示板でみかけることも少なくないです。

 他方で、地裁一般民事事件は、過払金関係を除くと、減少傾向にある印象を受けています。離婚事件は、余り減っていないように感じます。

  私の事務所の場合には、顧問先様から顧問料や、ご紹介事件、損保会社からの事件で、現時点では、経営自体は安定していますが、ただ、過払金関係の訴訟は、昨年と比べると激減しており、他方で、執行関係が増加していおり(判決を得ても支払わないサラ金会社が増えているため)、個人の債務整理での売上げは今後は余り見込めるような状態ではありません。

 弁護士に対する需要はさほど強いものがなく、また、簡裁代理権のある司法書士の先生も活躍されておられることから、現在では弁護士の数としては十分に足りている状態です。

 ただ、国選事件等のある分野の事件については、引き受けられない方もおられ、引き受けざるを得ない弁護士の大きな負担となっています。 

 弁護士冬の時代は、都会では既に10年前から始まっていることでしょうが、田舎でも、その波が押し寄せてきたようです。「アリとキリギリス」のキリギリスにならないよう注意していきたいと思います。

 弁護士の業界も、田舎であれば食べていけるという時代ではありません。

 そのような状況なので、現在では、「一般的な」新人弁護士の募集はしておりません。

 但し、社会人経験があり、「即戦力になる方」であれば、別だとは思いますが・・・

 他の事務所でも、積極的に新人弁護士を採用しような事務所は、今年採用してしまっていることから、この地域ではないものと思われます。

 それと、最近の修習生の求職活動のやり方については、どうかな?と感じることがあります。

 数年前は、事務所訪問等をしていいのかどうかなどについて、直筆の手紙が、郵送されてきたものです。文章の内容については、一字一句チェックされているものと考えてください。私たちの仕事の中心は、書面書きなのですから。また、電話の場合でも、弁護士不在の場合には、弁護士がいる時間をきいて、改めて、電話したものです。面倒かと思いますが、これは、相手の立場になって考えられる人なのかということを試されているのです。

 そして、新旧試験を問わず、合格者数の数を大幅に増加させてしまったことや、修習期間を短縮させてしまったことから、近時登録された弁護士の資質については、よく話題に出ます。昔の修習生のように、能力については採用時に安心できるというわけではないのです。そこで、適切な自己アピールが必要です。これは、優良な顧問先を獲得するときにも役立ちます。

 ただ、昔優秀な修習生でも、自己鍛錬を怠ると、今の修習生から反面教師とされてしまいますが・・・

   

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