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2008年6月24日 (火)

【弁護士考】 金融機関は弁護士に何を期待しているのか

 旬刊金融法務事情No1838(6月25日)号に、「金融機関は弁護士に何を期待してるのか」と題して、大手都市銀行の法務部長が書かれた記事がのっていました。

 「ドキュメンテーションやリーガルリサーチ等を弁護士事務所に丸投げに近い形でアウトソーイングせざるを得ない事態も急増し、これに臨機応変に対応できる大手弁護士事務所との取引が拡大した。こういう請負業務的な役割は企業的組織としての弁護士事務所に期待する役割である。

 しかし、個人としての顧問弁護士に期待するのは、やはり先例も文献もないような論点についてのプロフェショナルなアドバイスである。長年こういう世界にいて、思わずひれ伏すほどの鋭い・強い・核心をつく・役にたつ」ご意見を伺えるのは年に何回あるかである。

 こういう意見は、企業法務と同じレベルで場数を踏み、意識的な経験と知識・見聞を有機的に帰納する努力の先にしか現れないのではなかろうか。

 逆に、乏しい経験や書物などから付け焼いた演繹的な見解では、目の肥えたクライアントは、弁護士の力量を見切るのではないだろうか。」 

 弁護士にとって耳の痛い言葉です。

 とはいえ、企業法務と同じレベルで場数を踏みというのは、なかなか特定の事件を扱わない弁護士にとって、とりわけ、田舎弁護士にとっては、難しいことです。

 ただ、田舎のマチ弁には、金融機関の顧問弁護士として、マチ弁なりの役割があります。それは、地方の支店の場合、業法的な質問はほとんどなく、専ら、債権回収や、預金の払戻等など、支店現場からの質問がほとんどです。

 このようなご質問に対しては、迅速に且つ正確に回答するよう心がけております(当然無料です。) (^_^;) 

 昨年、今治市内の顧問銀行の全支店に、法人化設立に伴う挨拶巡りをさせていただきましたが、業法の知識は支店幹部の方の方が詳しく、かえっていろいろ教えていただいたものです。

 さすがに大手都市銀行の法務部長が期待するようなレベルには達することはできませんが、第一線の現場の担当者の道しるべになれるよう、日々行員さんとの交流を深め、機敏に対応することができるよう努力していきたいと思います。

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