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2008年5月20日 (火)

【弁護士考】 また大阪か

 毎日新聞のニュースによれば、手抜き国選弁護を行ったという理由で、大阪弁護士会のベテラン弁護士が懲戒を受けたようです。

 否認事件で被告人の承諾なしに証拠を全て同意? こりゃまずいでしょう。

 国選弁護は、弁護士にとっては経済的には余りメリットがないため、昔から、「あまりきちんと弁護してもらえないのではないか」という話を聞きます。

 個人的な感想からいえば、若手弁護士の時代は、国選弁護にも非常に熱心ですが、事務所を経営するようになると、あまり採算を度外視したこともできないため、それなりの弁護になるのではないかと想像しています。

 自白事件ですと2,3回で終わるためにまだいいですが、否認事件だと、1年はかかるため、熱心に弁護を行うのであれば、相当の時間と労力が必要であり、受け取れる国選報酬を考えると、司法修習を国費でまかなってくれたご恩返しと考えないとできないような仕事です。

 なお、私は、刑事弁護は原則として私選弁護では受けていませんので、受任を義務化されている国選弁護を常時2~3件程度やっているに過ぎません。都会の弁護士からみると結構やっているように思われますが、田舎だと少ない方だと思います。

 ところで、今日の日経の朝刊で、法科大学院に社会人入学者が激減している記事がのっていました。法科大学院の大きな目的の1つに、社会人など多様な人材確保ということがあったかと思いますが、社会人入学者が大きく経るということはその意味から問題だと思います。未習コースでありながら、法学部出身者は相当程度存在するようですし。法科大学院出身者でなければ、原則、司法試験を受けられないというシステムは、かえって、多様な人材を阻むことになるのではないかと思います。法科大学院制度の大きな見直しがきているのではないかと思います。

 

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