法律事務所の事務職員さん
当然のことですが、多くの法律事務所は、事務職員さんがいなければ、運営していくことができません。
ところが、弁護士の事務職員に対する待遇や態度は、事務職員さんのブログや労働組合のHPなどを拝見する限り、今ひとつのようです。
最近では、パワハラで、事務員さんから提訴され、1審では負けてしまった弁護士さんもおられるようです。
事務職員さんの不満としては、給料や有給休暇などの待遇面と、弁護士などの人間関係に対する側面に、大別されると思われます。
前者の側面については、生活できる程度の給料かどうか、定期昇給はあるか、社会保険には加入しているか、有給休暇がとれるか、残業代はきちんと支払われているのか、退職金はあるのか、健康診断は事務所負担で受けられるのか、ボーナスはきちんと支払われるのか、昼休みはきちんと休憩がとれるのかなどが、主なところだと思います。
後者の側面については、弁護士から個人的な私用を頼まれるのか、弁護士や上司などからのパワハラやセクハラはないのか、スタッフ同士の人間関係などが、主なところだと思います。
私の事務所では、前者の側面については、大方改善されてきたと思っています。当たり前のことですが。なお、労働条件や待遇面については、規則化して、事務員さんのわかるところに置いています。また、月に1回、全体会議を開催し、要望などをうかがっています。
ただし、その反面として、数年前と異なり、人件費が経費全体に占める割合がかなり増加してしまいましたが、他方で、以前と異なり、定着率がかなり良くなりました。
後者の側面については、個人的な私用を私自身が頼んだことはありませんが、ミスが発生をしたときなど、担当スタッフを必要以上にしかりつけることがあり、後で、大きな後悔することがあります。法律事務所の場合、ミスが場合により、取り返しのつかないこともあるため、最終的な責任をおう弁護士としては、必要以上に神経質にならざるえません。
とはいっても、ミスが発生する場合には、弁護士の指示自体に問題があることも少なくなく、事務員さんからみれば、責任転嫁しているように思われるかもしれません。
また、事務員さんは、雇われている立場上、反論がなかなかできないと思います。
事務員さんのブログには、後者の側面に関連することが、結構、おもしろおかしく書かれており、反面教師となります(ひょっとして、どこかのブログで、私自身が反面教師とされているかもしれませんが)。
自分1人で生きているわけではないということを、肝に銘じて生きていきたいと思います。
また、司法修習生の方には、是非、弁護修習の時に、事務職員の方と親しく交流していただき、事務所の不満などを尋ねてみてください。きっと、将来役に立つでしょう。
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