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2005年9月19日 (月)

転落弁護士

 講談社から、元弁護士である内山氏が自己の反省を綴った本を出版した。題名は、転落弁護士私はこうして堀の中に落ちたというものである。

 内山氏は元来は小さな事件でもこつこつ誠実に仕事をおこなう真面目な弁護士であったところ、事件を通じて、楽してお金になる事件を多く取り扱うようになり、それに連れて、クライアントのすじが悪くなり、また、同時に、私生活も乱れるようになり、ついには、預かり金を流用したり、恐喝事件の片棒を担ぐようになり、服役することになったというものである。

 この本からは、まず、金の亡者になることを戒めている、ここが大事なところであるという。金の亡者はともかく、弁護士も生きていくためには、お金をクライアントから頂かなければ生活できない。従って、理由のあるお金をいただくことはなんら問題がないが、問題なのは、理由なくお金を請求したりまた受け取ったりすることだと思う。

 私の場合には、報酬規定を前提に、減額を行いながら、説明の上、費用を請求させていただいているが、相談者からは、ほかの弁護士は、「謝金50万円」とか請求されて困ったという話をきいたことがある。

 また、自己の良心や社会正義に反するような仕事は受けないということである。現在のところ、暴力団やその関係者からの依頼は断っている。

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