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書籍紹介(交通事故)

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【刑事事件】

2017年11月16日 (木)

【刑事事件】 危険運転・・・「人又は車の通行を妨害する目的」があるとされる場合

 判例タイムズNo1440号で紹介された平成28年12月13日付判決です。

 判決要旨は以下のとおりです。

 「人又は車の通行を妨害する目的」には、人又は車の自由かつ安全な通行を妨げることを積極的に意図する場合のほか、危険回避のためやむをえないような状況等もないのに、人又は車の自由かつ安全な通行を妨げる可能性があることを認識しながら、あえて走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる程度で自動車を運転する場合も含まれる。

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2017年3月17日 (金)

【刑事事件】 危険運転致死罪の「その進行を制御することが困難な高速度」に該当するかどうかを判断するに当たり考慮すべき道路状況等には、他の自動車や歩行者の存在は含まれないとした事例

 判例時報No2317号で紹介された千葉地裁平成28年1月21日判決です。

 危険運転致傷罪における「その進行を制御することが困難な高速度」の意義については、

 ① 速度が速すぎるため自車を道路の状況に応じて進行させることが困難な速度をいい、

 ② 具体的には、そのような速度での走行を続ければ、道路の形状、路面の状況などの道路の状況、車両の構造、性能等の客観的事実に照らし、あるいは、ハンドルやブレーキの操作のわずかなミスによって、自車を進路から逸脱させて事故を発生させることになるような速度をいうとされています。

 本判決は、定義としては、②を採用して、その上で、第2事故の態様に照らし、危険運転致死罪の成否を判断するに当たって考慮すべき道路状況等に、路外施設とそこへ向かう車両の存在可能性等が入るか否かが争われました。

 本判決は、条文の語義、立法の経緯、過失運転致傷罪との関係を根拠に、ここでいう道路状況とは、道路の物理的な形状等をいうのであって、他の自動車や歩行者の存在等を含まないとの解釈を示しました。

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