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書籍紹介(交通事故)

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【物損】

2019年9月 5日 (木)

【物損】 カーナビのルート案内で、車が損傷した事案

 判例時報第2411号で紹介された福島地裁平成30年12月4日判決です。

 

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 カーナビゲーションシステムが表示したルート案内に従って車両を運転した際に生じた損傷の修理費用等の損害賠償請求を認めなかった事例。
 
 聞いたことがないような事案ですね。
 
 ルート案内された道路を走行するか否かは、運転者次第だと思いますがね。。。
 弁特でもあったんですかね。。。。

2019年9月 2日 (月)

【物損】 残価価格設定型のリース   最近、増えていますね (;_;)

 交通事故民事裁判例集第51巻第4号で紹介された平成30年8月10日判決です。

 

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(赤穂城前)
 残存価格設定型のリース契約(※リース契約終了時の残存価格【予定査定価格130万円】をあらかじめ設定し、査定価格が残存価格を超える時はリース会社が使用者に差額を支払い、査定価格が残存価格に達しないときはその差額を使用者がリース会社に支払う)におけるリース契約終了時の残存価格との差額負担により発生する損害につき、
 事故による評価損がリース期間満了時の査定価格に影響を与え、これにより負担を生じさせる可能性は否定できないものの、
 
 リース期間がなお残存し(口頭弁論終結時から約3年2ケ月)、リース期間満了時にリース契約の延長や買取も選択可能であること、リース期間満了時における評価損の額、したがつて査定価格も不明であることなどから、リース契約終了時における残存価格との差額負担による損害は口頭弁論終結時においては未だ現実化していないとして、損害賠償を認めなかった事例
 ※最近増えており、一般的な評価損害では納得されない方が少なくないですね。
 

 

2018年9月 1日 (土)

【物損】  全損 

 保険毎日新聞社から、平成30年7月に出版されました「全損 」第3集という書籍です。

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 6部構成です。①車両全損請求、②国産乗用車全損の場合、③外国産乗用車全損の場合、④タクシーハイヤー全損の場合、⑤トラック全損の場合、⑥学説・文献にみる車両全損の場合です。

 最近、弁護士費用特約利用の物損の相談が増えておりますので、助かります。

 まずは、請求を裏付ける裁判例があるかどうかが重要ですから💦

 

2018年7月 2日 (月)

【物損】 司法研修所編 簡易裁判所における交通事故損害賠償訴訟事件の審理・判決に関する研究

 平成28年12月に、司法研修所から、簡易裁判所における交通損害賠償訴訟事件の審理・判決に関する研究が出版されていました。

 噂にはきいていましたが、日弁連会館を訪ねた際に地下の本屋さんで購入しました。

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 第1編本編と、第2編資料編にわかれています。

 本編は、①本研究の概要、②裁判官が理解しておくべき事項、③審理の進め方、④新モデルの解説、⑤新モデルの具体例です。

 最近、簡裁の物損事案への対応がものすごく増えているので、勉強しておく必要がありそうです💦

2018年3月11日 (日)

【物損】 駐車場の料金精算機を壊してしまった場合!?

 交通事故民事裁判例集(ぎょうせい)第50巻第1号(平成29年1月2月)が送られてきました。

 なんとなんと、縦書きから、横書きになっていました。。。。

 さて、東京地裁平成29年1月18日判決です。駐車場の料金精算機を壊してしまった事案です。1000万円ほど請求されて、裁判所は500万円程度を損害として認めています。

 裁判所は、

 事実経過より、駐車場の休業期間として工事着工までに必要以上の期間を経過していると認定し、相当な期間として全休業期間102日のうち73日間を認め、営業利益日額につき、過去3年における同時期の売上額から算出される日額売上額から、1日あたりの変動経費を控除して6万3899円と算定し、営業損害として466万4627円を認め、

 他方、営業再開後の営業損害(従前の顧客が駐車場を利用するようになるまでの約6ケ月間の前年度売り上げとの差額分)については、原告主張の減収分が本件事故によるものとは直ちには認められないと判断しました。

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2017年11月 6日 (月)

【物損】 タクシー車両が損傷してしまった場合 !?

 交通事故民事裁判例集第49巻第5号で紹介された東京地裁平成28年10月11日付判決です。

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 法定耐用年数(3年)を2年程超えているタクシー車の時価額算定に際して、

 法定耐用年数による残価率で算出するのが相当であるとし、

 走行距離が25万キロメートルを超えていたこと等を考慮して、

 新規購入価格(250万9500円)に最終残価率である10%を乗じた額を時価とし、

 これにタクシー車として使用するために必要とされる部品価格(95万1048円)の10%を加えた額を

 被告車の時価と認めました。

 タクシー車としては、初年度登録から5年弱程度だったようです。。。

 う~ん。

 法定耐用年数でされると、タクシー会社にとって、厳しいですね。

2017年10月25日 (水)

【物損】 跳ね上がった木片で車が損傷した場合 !?

 交通事故民事裁判例集第49巻第5号で紹介された平成28年9月20日付神戸地裁判決です。

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               (愛媛弁護士会館)

 先行車両(普通乗用自動車)が路上に落ちていた木片を踏み、跳ね上がった木片が追随車両上に落下して損傷を与えた事故につき、

 先行車両運転者に木片が高く跳ね上がり他の車両に損傷を与えることまでの予見可能性は認められず、

 また、時速60キロメートルで走行し、かつ追随車両も存在していた等の事故時の道路状況下で、木片を踏むのを回避するための行動(木片の手前で停止ないし減速する、あるいは車線変更する)を採ることも困難であり結果回避可能性も認められないとして、先行車両運転者の過失を認めませんでした。

 

2017年9月 1日 (金)

【物損】 車両に傷が生じていたことから、運送会社に損害を請求した事案 

 交通事故民事裁判例集第49巻第4号の最高裁平成28年8月10日決定です。第2審の東京高裁平成28年1月19日判決を是認するものです。

 ①航空貨物として運送した自動車に損傷が確認されたところ、その損傷は国際航空運送等を業とする被上告人(被告・被控訴人)による運送の前から存在していたものとして、被上告人の運送契約上の債務不履行責任を認めなかった事例

 ②被上告人による運送の前から損傷が存在していたことが認められる自動車について作成された航空運送状中の「輸送に対し外観上良好な形で受領された」ないし「運送上問題のない状態で受領された」との記載は、自動車が運送上問題のない状態であるとの意味を超えて、自動車が損傷のない状態であったことを意味するとは解されないとして、航空運送状の貨物の状態に関する記載が虚偽記載であることを前提とする被上告人の不法行為責任を認めなかった事例

 判決文を見る限りだと、運送の前から車に損傷があったと思われる事案のようです。

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2017年7月 2日 (日)

【物損】 経済的全損の主張立証責任

 交通事故民事裁判例集第49巻第3号で紹介された東京地裁平成28年6月17日判決です。

 ① 被害車両が経済的全損になったこと、すなわち適正修理費用が事故前の被害車両の価格及び買換諸費用の合計額を上回ることは、適正修理費用の賠償を免れようとする加害者において立証すべきであるとした事例

 ② 経済的全損になった被害車両を、所有者が売却せずに修理して使用した場合に、所有者には被害車両を修理せずに売却する義務はないから、損害額(経済的全損)から修理をせずに売却すれば取得可能な売却代金額を控除することはできないとした事例

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2016年12月15日 (木)

【物損】 追突された普通貨物車の食品積荷損害との因果関係を認めました 大阪地裁平成28年4月26日判決

 自保ジャーナルNo1979号で紹介された大阪地裁平成28年4月26日判決です。

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 原告所有の普通貨物車が被告普通貨物車に追突され、積荷損害が生じたとする事案につき、本件積荷が食品であり、その安全管理には細心の注意が払われてしかるべきであること、本件積荷は、配達先からさらに個別の小売店に配達される関係上、小売店に配達される前に外箱を開封しては商品価値がなくなるといえるところ、本件でも実際にみられたとおり、外箱に明らかな破損がなくとも中身の商品が破損している可能性があること等からすれば、事故車両に積載されていた商品を全て流通から排除することを目的とする本件運送業務委託契約内容には一定の合理性が認められる。したがって、同契約に基づき、原告が本件積荷を全て買い取った上で廃棄処分にしたことと、本件事故との間には相当因果関係があると認められると積荷の損害を認定しました。

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