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書籍紹介(交通事故)

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【時効等】

2016年7月 1日 (金)

【時効等】 原告の損害賠償請求権の除斥期間の起算点は加害行為時である事故当日として、除斥期間の20年経過により請求棄却した 高松地裁平成27年12月17日判決

 自保ジャーナルNo1968号で紹介された裁判例です。

 消滅時効とか、除斥期間が気になる事案って、嫌ですよね。。。

 事案の概要は以下のとおりです。

 昭和63年8月、男子原告は自働二輪車で走行中にY運転の普通乗用車に衝突され、左股関節脱臼骨折等の傷害を負い、平成2年10月に自賠責12級7号認定の左股関節機能障害を残し、症状固定となり、平成5年3月に調停成立となりました。

 その後、人工関節全置換術を受けたことから自賠責8級7号認定を受け、平成24年11月に症状固定したとして、Yが自働車保険契約を締結する甲損保に直接請求権に基づいて、損害賠償請求をしたという事案です。

 裁判所は、

 原告は、平成2年10月18日を症状固定時期として左股関節部の機能障害についての後遺障害認定を受け、同日において、股関節に軽度の変形が認められ、変形性股関節症への以降も懸念されていたのであるから、原告の変形性股関節症及び本件後遺障害に伴う損害は、本件事故時に生じた損害が拡大したものであり、これらの損害が質的に異なるものとまではいえないとして、

 原告が本件で主張する損害を、その性質上、本件事故から相当の期間が経過した後に発生するものということはできないとして、

 原告の損害賠償請求の除斥期間の起算点は、加害行為時である本件事故当日の昭和63年8月22日であるとして、除斥期間の起算点を認定しました。

 Kimg2020

 でも、これって、いいのかな?

 確かに、人工関節置換術については、将来の治療費として、請求できるじゃないかということになるかもしれませんが、事故から20年以上経過した後の手術ですよね。

 しかも、前の調停の時に、事故から20年経過したら、この人は人工関節置換術を受けることになります、この場合には後遺障害の等級は12級から8級に上がりますという主張をした場合、まず、調停委員の先生方は受け入れてくれませんよね。

 調停条項で、現在のフンセンのひながたのように、第12級を超える後遺障害が将来認定された場合には、その支払いについて別途協議するという条項を入れられれば、話が違ってくるのかな???

 どうしたらいいんだろう?

 Kimg2129