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書籍紹介(交通事故)

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【過失相殺】

2018年11月 1日 (木)

【過失割合】 被害者(歩行者)に15%の過失相殺をしてきながら、加害者(四輪車)の請求を認めなかった事案

 交通事故民事裁判例集第50巻第5号で紹介された神戸地裁平成29年9月29日判決です。

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                  (福山城)

 信号機により交通整理の行われていない十字路交差点に直進進入しようとした加害者(普通乗用自動車)が、左方から交差点を横断しようとした被害者(男・89歳)に衝突した事故につき、

 被害者には自らの人身損害に関して左右の安全確認義務違反により過失相殺15%が認められたが、

 これをもって加害車に生じた損害の賠償責任を負う前提としての注意義務違反があったとみることは疑問とし、

 加害車運転者は歩行者(被害者)の進行を妨害してはならず、被害者は右手をあげて横断を開始しているとして、被害者に民法709条の過失を認めませんでした。

 こんな考え方もあるのですね (°°;)

2018年2月14日 (水)

【過失相殺】 高速道路で単独事故を発生させ、追越車線に逆向き停車中、被告車に衝突された原告に、70%の過失を認定した事例

 自保ジャーナルNo2007号で紹介された千葉地裁平成29年7月19日判決です。原告車に厳しい判決となつております。ただ、原告は、自身の過失を60%、被告は、無過失を主張されていたという事案だったようです。

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 裁判所は、本件事故当時の天候は雨であり、周辺の照明が消灯していたものの、被告車からは、前方の見通しを妨げるものがなく、約100メートル先まで見通せたのであり、また、原告車は追越車線(第3車線)しか閉塞していなかったのであるから、被告は、前方中止を尽くして、減速などして事故を回避すべきであったから、被告には過失があるとしました。

 →それはそうでしょう。

 他方、裁判所は、原告車の停止が原告の単独事故により生じたこと、本件事故当時の上記の視認状況、本件事故が追越車線で起きたことなどの状況を考慮すれば、本件事故についての過失割合は、原告7に対し、被告3と認めるとして、原告に70%の過失を認めました。

 →個人的には、60%位かなと思いましたが、追越車線であったのが大きな修正要素なのでしょうね。

 ★高速道路の自損事故には注意しましょう。

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2016年5月28日 (土)

【過失相殺】 不法行為に基づく損害賠償請求につき、同乗者に運行支配があり、事故防止に中心的責任を負っていたとして、過失相殺が認められた事例

 昨日の続きです。

 Aの過失相殺割合については、Yも飲酒していることを認識しており、事故防止に中心的な責任を負っていたにもかかわらず防止できなかった過失は相当に大きいこと

 また、シートベルトを着用していれば死亡という重大な結果を回避できた可能性があるのに着用していなかったこと

 を考慮して、60%の過失相殺を相当としました。

 大きいですね。

 Kimg1589                 (名古屋城)