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2019年11月 9日 (土)

【TFCC損傷】 三角線維軟骨複合体損傷および手関節靱帯損傷の評価に関する賠償科学的考察

 「賠償科学」No47号で掲載された「三角線維軟骨複合体損傷および手関節靱帯損傷の評価に関する賠償科学的考察」です。

  

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(市川・自研センター)
 三角繊維軟骨複合体(TFCC)損傷は、田舎弁護士でも、最近、取り扱うことが増えている交通事故外傷の1つです。
 自保ジャーナルや交通事故民事裁判例集でも興味深くTFCCの裁判例を見ています。
 賠償科学の論文は、JA共済の方の執筆によるものです。
 抄録には次のように書かれています。
 「手関節MRIに関する論文及びTFCC損傷の有無もしくは因果関係を争った判例を収集し、賠償上の問題点を整理した。TFCC損傷の診断においては、TFCCの解剖学的名称と構造上の解釈、MRI検査の撮像条件と読影に議論が残っており、画像所見のみで診断を行うことは困難で、今なお関節鏡が最も重要である。
 
  外傷性TFCC損傷について適正な損害認定を行うためには、加齢変性に伴うTFCC損傷を理解した上で、「palmerの分類」に準じて画像所見を検討するとともに、受傷機転や症状の経過を確認することが大切である。」と説明されています。
 関節鏡については、田舎弁護士の地域の病院では余りききませんね。XP、せいぜい、MRIというような状況です。
 損害認定上の注意点として、「最近の後遺障害請求事案、特に弁護士が介入する異議申立事案において、主治医でない放射線診断専門医や手外科専門医の意見書が添付され、画像上の異常所見が認められることを根拠に、後遺障害残存の正当性を主張する事案が散見される。」と書かれています。
 田舎弁護士も、そうです!
 論者は、続けて、「自覚症状がないにも関わらず、TFCCの異常が画像上認められる比率は少なくない。TFCC損傷は、出血を伴わず、膨張や発赤などの急性炎症所見を認めることもほとんどないために、急性発症のものか慢性的な経年性変化によるものかという判断は、臨床症状からでは困難である。」と書かれています。
 なにか、無症状のヘルニアに通じる議論ですね。。。

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