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2019年9月12日 (木)

【繊維筋痛症】 47歳女子主張の7級繊維筋痛症は、本件事故以前から発症していたと因果関係否認した事案

 自保ジャーナルNo2044で紹介された千葉地裁平成31年1月29日判決です。

 

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(相生駅前)
 繊維筋痛症から7級4号後遺障害を残したと主張する47歳女子原告の事案につき、
 現在の医療水準としても、繊維筋痛症の発生の原因自体は外傷と特定されているわけではなく、少なからず生活環境のストレスなど他の要因もあり得るとされているのであり、本件事故による外傷の存在だけから原告に繊維筋痛症が生じるという関係にはないといえるとし、
 原告は広範囲にわたる疼痛を訴えていて、本件診断書上でもアメリカリウマチ学会繊維筋痛症分類基準(1990)の圧痛点18か所のうち、17か所の圧痛が存在するとされているが、
 本件事故は、確かに原告車の右フロントフェンダに凹損が認められるなど、相当程度の外力が加わったと考えられるものの、同乗していた次女は頚椎捻挫になりつつも軽快していることからすると、次女が若年であることや原告が運転席側に乗車していた点を考慮しても、上記説示の著しい身体障害を生じさせるほどのものであったとはにわかにいえない他、
 原告は、B型肝炎に罹患してしばしば内科の治療を余儀なくされていた上、
 
 別件事故で受傷して、後遺障害併合14級の認定を受けた後は、腰痛や背部痛、両肩・両肘の痛み、筋肉痛様の痛みを訴えて、F病院を受診しているものの、原告疾患が特定されていないことなどが認められる。
そして、この本件事故直前の原告に顕れていた症状と本件事故後の症状の内容は比較的類似しているといえる等から、本件事故の衝撃の程度はそれほど大きなものであったと直ちにいえず、むしろ、原告主張の症状の前駆的な症状は本件事故以前から発症していて、こちらの要因が大きいとみることもできることを踏まえると、訴訟上の因果関係の立証としてみると、本件事故が原告の繊維筋痛症を発症させたとの関係を是認し得る高度の蓋然性を認めることは困難といわざるを得ないとして、
 原告主張の繊維筋痛症と本件事故との間に因果関係は認められない。
 線維筋痛症は、他覚的所見がないので、せいぜい14級どまりだと思いますが、原告は、7級4号を主張されています。自賠責では非該当になっているようです。

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