<(_ _)>

  • 弁護士ドットコム|無料法律相談・弁護士/法律事務所検索ポータル

書籍紹介(交通事故)

無料ブログはココログ

« 【人身傷害補償特約】 単純に支払い基準が、訴訟基準になるわけではない!? | トップページ | 【非器質的精神障害】 追突された7歳男児主張の12級PTSDは診断基準満たさず発症を否認し非器質性施新障害の14級後遺障害を認定した(名古屋地裁平成30年11月21日判決) »

2019年8月 5日 (月)

【高次脳機能障害】追突された27歳男子主張の高次脳機能障害、左上下肢麻痺及び神経因性膀胱の3級後遺障害を否認し、左上下肢しびれ等の14級9号認定した事案

 自保ジャーナルNo2041号で紹介された東京高裁平成30年11月15日判決です。

 

Kimg1177
 中型貨物車を運転して停止中、Y中型貨物車に追突され、外傷性脳損傷、頚椎捻挫、腰椎捻挫、左下肢末梢神経障害等の傷害を負い、高次脳機能障害、左上下肢麻痺、神経因性膀胱等から3級3号後遺障害(労災3級認定)を残したとする27歳男子Xの事案につき、
「Xには、事故直後の意識障害はなく、そもそも頭部外傷があったとの診断もされておらず、また、本件事故後30分後、ないしは後刻医療機関受診時のGCSの検査はされておらず、その評価点は不明であるから、WHOによる軽度外傷性脳損傷の診断基準に該当しない」とし、
 厚生労働省基準については、「Xには、MRI等で脳の器質的病変が発見されてはいない・・・本件事故が、Xに対して脳の器質的損傷を惹起させるほどの強い外力を生じさせるものであったとは認められないと否認し、
 
 自賠責基準に基づき検討すると、Xには本件事故直後の意識消失があったとは認められないし、急性期に重篤な症状が発現して、時間の経過とともに軽減傾向を示す経過をたどっているともいえない」等から、
 「Xが、本件事故により、(軽度)外傷性脳損傷による高次脳機能障害を発症したと認めることはできない」と高次脳機能障害の発症を否認しました。
 後遺障害認定につき、「Xは、本件事故により、頚椎捻挫、腰椎捻挫の傷害を負い、他覚的に証明されてはいないものの、左上下肢のしびれ、左上下肢の筋力低下等の後遺障害が残存しているものと認められるから、その後遺障害は、後遺障害等級第14級9号の「局部に神経症状を残すもの」にあたると、14級9号後遺障害を認定しました。

« 【人身傷害補償特約】 単純に支払い基準が、訴訟基準になるわけではない!? | トップページ | 【非器質的精神障害】 追突された7歳男児主張の12級PTSDは診断基準満たさず発症を否認し非器質性施新障害の14級後遺障害を認定した(名古屋地裁平成30年11月21日判決) »

【高次脳機能障害】」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 【人身傷害補償特約】 単純に支払い基準が、訴訟基準になるわけではない!? | トップページ | 【非器質的精神障害】 追突された7歳男児主張の12級PTSDは診断基準満たさず発症を否認し非器質性施新障害の14級後遺障害を認定した(名古屋地裁平成30年11月21日判決) »

2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近の記事