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2019年5月15日 (水)

【書籍】 平成31年赤い本 最近の東京地裁民事交通訴訟の実情

 早速、最新の赤い本が送られてきました。谷口部総括判事の講演から、興味をひいた点を引用します。

 求償金請求事件における主張立証(P5~P8)についてです。

 「A所有・B運転の甲車両とY運転の乙車両との間の物損事故について、Aとの間で締結した自動車保険契約に基づき、車両保険金として、甲車両の修理費用を修理業者Cに支払った保険会社Xが、保険法25条1項によりAに代位して、Yに対し、不法行為に基づく損害賠償請求をする事案」を題材に、いろいろ検討しております。

 例えば、「訴訟物(被代位債権)の明示について」は、訴状には、「車両保険金の支払いをした」と一括して記載されているものの、事実関係を確認していくと、実は、甲車両の修理費用の支払と、甲乙間の事故に巻き込まれた丙車両の修理費用の支払いが混在していることがあります。

 前者(甲車両の修理費用の支払い)を理由とする求償金債権は、車両保険金(車両条項に基づく保険金)の支払により、甲車両の所有者Aに代位して、加害者であるYに対し、不法行為に基づく損害賠償請求をするものであるのに対して、

 後者(丙車両の修理費用の支払い)を理由とする求償金債権は、対物賠償責任条項に基づく保険金の支払いにより、共同不法行為者の一人(甲車両の運転者B又はその使用者A)に代位して、もう一人の共同不法行為者であるYに対し、被害者(丙車両の所有者C)に対する賠償額のうちYの過失割合に応じた負担部分について求償をするものであって、訴訟物が異なります

 また、遅延損害金の起算日についても、後者については、これを期限の定めのない債務とみて、保険金支払い日の翌日ではなく、求償金支払催告日の翌日とした原審の判断を是認した最高裁判決があるので、留意が必要です。

 その他、「約款の内容の明示について」として、ア 一部てん補の場合の帰趨について、イ 車両保険によるてん補損害の範囲についてなども参考になります。

 ただ、求償金請求事案は、損保弁護士の時は損保からのご依頼もありましたが、損保弁護士を辞めてからは、損保を原告とする訴訟の原告代理人を務めることはなくなりましたので、今は原告事案としてはありません💦

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