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2019年4月10日 (水)

【書籍】 後遺障害等級14級9号マスター講座 第3巻 上級編 続き

 前回の続きです。🎧

3 加重障害の問題

(1) 自賠法施行令2条2項

 →既存障害がある場合の差し引きの規定

  ※神経系統はすべて同一部位として評価する

(2) 東京高裁平成28年1月20日判決

 →損害として一体的に評価されるべき部位 に変化

(3) 自賠責保険の運用の変更

(4) 残る問題点

 →加重障害と局部の神経症状の問題で残されているのは、中枢神経障害を新得した場合(例えば高次脳機能障害)に、既往の局部神経障害(首の痛み)を差し引くとの運用。 

4 5%以上の喪失率

(1)14級だが5%以上の喪失率を認めるケース

 →札幌地裁平成27年2月27日判決

(2)併合14級の問題の所在

 →東京高裁平成30年1月16日判決(14級9号が、7つも認められたケース)

  労働能力喪失率7%、労働能力喪失期間5年、後遺症慰謝料110万円。。。。 

 ⇒これも悩ましいですね。。。

5 14級9号獲得後の再事故

 →東京地裁平成28年10月12日判決(事故前は、症状が消退していたこと、本件事故後に症状が出ていることから、原告の頸部痛を14級9号として認めた)

6 素因減額と14級

 →素因によって症状が出たと「証明」される場合には12級13号が出るべき。そうすると、14級9号で素因減額はなじまないはず。

 ⇒損保弁護士からは、半年通院事案でも14級事案で素因減額の主張をしてくることがありますね。オペルの酷いものや心因的なものであればまだわかるのですが。。。

7 まとめ

 →「交通事故を担当する弁護士として、これらを許してはならないと考えます。ぜひとも社会正義と人権擁護を実現してきましょう」

 ⇒そのとおりですわい。加害者側損保の担当者の中には、丁寧な対応をせずに、治療の立替を打ち切ってくる方がいます。他方で、被害者の方の中には、まれに、常識を逸脱するような言動に及ぶ方がおられます。被害者の方も、紳士的淑女的対応が必要です。加害者に対して不満がある場合には、刑事民事の裁判所で解決すべきことです。交通賠償事案は、感情をおさえて、客観的な裏付けな資料と的確な主張で、加害者側損保に対応していく必要があろうかと思います。

 

 

 

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