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書籍紹介(交通事故)

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2018年10月 3日 (水)

【頸髄損傷】 40歳男子主張の1級脊髄損傷は、他覚的所見等なく否認し、同主張の非器質的精神障害を14級認定しました。東京地裁平成30年3月15日判決

 自保ジャーナルNo2022号で紹介された東京地裁平成30年3月15日判決です。

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 40歳男子自営業者の原告は、原付自転車でT字路交差点を直進中、左方道路から右折進行してきた被告自動二輪車に出合い頭衝突され、脊髄損傷等を負い、両下肢麻痺、膀胱直腸障害から、1級1号または1級6号後遺障害等を残したと主張する事案です。

 原告について、本件事故後に実施された頚椎、胸椎及び腰椎のX-P画像上、外傷性の異常所見は何ら認められず、頚椎、胸椎及び腰椎のMRI画像上も、第7/8胸椎間にヘルニアが認められたのみであり、髄内輝度変化等の明らかな脊髄変性所見は認められていない。

 なお、椎間板ヘルニアは一般に経年性変化であることが多く、原告の代7/8胸椎間のヘルニアについても本件事故により生じたものであることが明らかとはいえないが、いずれにせよ、上記ヘルニアによる脊髄の圧迫は顕著なものではないし、上記ヘルニアの部位と本件事故後の原告の知覚消失部位は相関していないから、上記ヘルニアは本件事故による胸髄損傷の発生を示す画像所見とはいえない。

 以上によれば、原告が本件事故により脊髄損傷(胸髄損傷又は中心性頸髄損傷)を負ったと認めることはできない。

 なかなか難しいものです。

 主治医は、胸髄損傷、頸髄中心性損傷とする後遺障害診断書を作成されたようですが、

 自賠責等級認定手続、異議申立手続、裁判所、いずれの手続きにおいても、否定されています。

 主治医がその傷病名を診断書に記載したからといって、裁判所が認めてくれる保証はないのですが、一般の方にこの説明をしてもなかなか理解していただけませんね。

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