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書籍紹介(交通事故)

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2018年8月 6日 (月)

【休業損害・逸失利益】 自賠責併合8級認定を受け復職している45歳男子運転士の後遺障害を併合10級認定し、60歳まで18%、67歳まで28%の労働能力喪失率で逸失利益を認めた 京都地裁平成29年12月27日判決

 自保ジャーナルNo2018号で紹介された京都地裁平成29年12月27日判決です。

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 復職し、減収のない電車運転士の原告の後遺障害逸失利益につき、

 原告の後遺障害は、①右手関節の機能障害が12級6号該当、②右下肢及び右足趾の機能障害が併合11級相当、③左大腿骨内顆骨折後の左膝痛が14級9号該当となり、④併合10級相当であるとして、併合10級を認定しました。

 →自賠責での認定は、併合8級ですから、裁判した結果、反対に、併合10級となり、後遺障害の等級が軽くなってしまいました。

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 原告に減収がみられないのは、

① 原告が、本件事故後、地上面からの電車の乗降に支障を生じ(線路に降りて運転始業前に電車の各部を点検し、また、回送前に車内点検や清掃を行うので、地上面からの電車への乗降が必要になる。)、また、電車のハンドルを握りこみにくいなどの制約を受けているにもかかわらず、

② 従前から電車の運転という技能を有し、かつ、事故後もその技能が活用できているからであって、原告の努力による面は大きいとし、

 ①症状固定時から原告が60歳(定年見込み時期)に達するまでの15年間については、C鉄道会社に勤務し続けるであろうから、労働能力の制約の度合いが小さいものとして、労働能力喪失率18%と認定するにとどめる、

 その後、②67歳に達するまでの7年間については、収入を維持できるか判然としないから、労働能力喪失率27%と認めると、事故前年収を基礎収入に60歳までは15年間18%、以降67歳まで27%の労働能力喪失で認定しました。

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