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書籍紹介(交通事故)

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2018年3月29日 (木)

【むち打ち損傷】 症状固定時35歳男子10級主張の複視は素因による疾病、14級主張のヘルニアによる右顔面部しびれ等は加齢現象によるものとして後遺障害の残存を否認した事案 名古屋地裁平成29年9月15日判決

 自保ジャーナルNo2009号で紹介された名古屋地裁平成29年9月15日判決です。

 Kimg1492
 椎間板ヘルニアにより右顔面部のしびれ、後頭部・後頚部の痛みから、14級9号を主張する後遺障害につき、

 MRI画像で外傷性変化と考えられるのは、受傷間もない急性期における椎骨や椎間板、脊柱周辺の出血所見である。上記のMRI画像は、本件事故から約1年4ケ月が経過したものであって、本件事故による外傷性変化を評価できるものではないとし、

 MRI画像で認められる椎間板の膨隆は経年性の変化(老化現象)と捉えるのが自然である。

 なお、ソフトディスクヘルニアは、外傷性を意味するものではない。

 椎間板の軟骨ではなく、椎体辺縁から生じた骨棘が脊髄や神経根を圧迫し症状を発現させる場合に、これをハードディスクヘルニアと呼び、椎間板の軟骨が脊髄や神経根を圧迫し症状を発現させる場合をソフトディスクヘルニアと呼んでいる。

 後者についても、加齢変化に起因するものがほとんどである。

 上記のMRI画像は、無症状の健常者でもよく見られる所見であり、原告の訴える後頭部・後頚部の疼痛や上肢のしびれなどいわゆるむちうち症状を証明できる画像所見ではない。

 なお、加齢現象による頸椎椎間板ヘルニアは30歳代でもしばしば誘因なく発症すると言われているとし、本件事故により原告のC5/6、C6/7に椎間板ヘルニアが生じ、そのことにより右顔面部のしびれ、後頭部、後頚部の痛みの症状が現れていると認めることはできないとして、後遺障害の残存を否認しました。

 

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