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2024年11月 3日 (日)

【弁護士考】民事訴訟 裁判官からの質問に答える技術

 学陽書房から5月に出版された「民事訴訟 裁判官からの質問に答える技術」です。

 新人・若手弁護士向けのわかりやすい入門書となっております。裁判官から質問されることが多い35問についての解説です。

 ③「請求の趣旨についてですが・・・」

  ⇒「請求の趣旨を記載する上で特に注意すべき事案は、不動産登記関係訴訟です。というのも、登記を行う法務局において独自の作法があり、法務局の作法に従っていない判決主文である場合、せっかく勝訴したにもかかわらず登記できないという事態が起こりうるためです。そのため、非典型的ないし複雑な事案については、事前に法務局等に照会し、法務局の作法に従った請求の趣旨になるように調整しておくべきです。」

 ⑯「原本に代えて写しを提出しますか」

  ⇒ 原本に代えて写しを提出

    「原本を所持しているものの(すなわち原本提出の方法によることができるものの)、相手方が原本の存在・成立を争わず、その写しをもって原本の提出に代えることに異議がない場合、原本に代えて写しを提出することができます」

  ⇒ 写しを原本として提出

    「当事者が写ししか所持していない場合もあります。この場合には、写し自体を原本として提出することになります。写しそのものを一種の報告文書(対応する原本があったこと、その内容が写しのとおりであることを報告するもの)とみて、原本として提出していますので、民訴規143条の原則通りの提出方法ということになるわけです。」   

20241013_191651
(金澤・玉泉邸)
 確かに、入門的な書籍ですが、新人弁護士は法廷で恥をかかないために、読んでいた方がいいような気がしました。 

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