【弁護士考】 「弁護士費用・補償サービスのご案内」と題するFAXが送られてきました。
簡単にいえば、一定の利用料を事件終了時に負担していただくことを前提に、着手金や実費を肩代わりしてくれるという制度です。
例えば、仮に、貸金1000万円の事件で、着手金等が50万円かかる場合に、50万円を肩代わりしてもらい、
1000万円が回収できた場合に、リスク補償料の名目で50万円の1~2倍、つまり、50万円から100万円を支払ってもらうというシステムです。
そうすると、仮にリスク補償料が2倍と判断された場合には、100万円となりますが、勝訴の際に、立替金の50万円とリスク補償料の100万円、合計150万円を、依頼人に支払っていただくというものです。
そのため、金銭等の請求でなければ、利用できないようです。
なお、負けてしまった場合には、立替金の償還については免除されるとのことです。
弁護士費用特約と異なり、弁護士費用は旧日弁連報酬規定に準じた形のものを想定されているように読めるので、仮にそうだとすれば、弁護士にとっても使いやすいものといえます。
なお、着手金等の立て替え払いですが、ケースによっては、一部になることもあるようです。
被害者としても訴訟が起こせないのであれば、泣き寝入りになることが多いでしょうから、相談者としては、選択肢の1つに入りそうですね。
(向日葵亭)
愛大本部近くにある向日葵亭のとんかつ定食(980円です)。ごはんと汁物はセルフサービスです。とんかつはサクサクして美味しかったですよ。
« 【労働・労災】 令和6年度 労働基準法の実務相談 | トップページ | 【行政】 市道を歩行中に道路脇に存在した側溝に転落した事故につき、道路に管理の瑕疵があるとして、国家賠償責任が認められた事例 福島地裁平成30年9月11日判決 »
「【弁護士考】」カテゴリの記事
- 【弁護士考】 弁護士の横領事案の報道がとまらない😵(2025.02.07)
- 【弁護士考】 令和6年度 全国住宅紛争処理機関連絡会議(2025.01.27)
- 【弁護士考】中央大学法修会研究室創立70周年記念大会に参加しました(2024.12.16)
- 【弁護士考】 11月の懲戒弁護士たち(2024.12.10)
最近のコメント