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2019年4月15日 (月)

【金融・企業法務】 私的年金契約に基づく年金債権が差押禁止債権(民事執行法152条1項1号)に該当しないとされた事例

 金融法務事情No2110号で紹介された東京高裁平成30年6月5日決定です。

 私的年金契約に基づく年金債権について、原審は、差押えの対象となる本件債権が差押禁止債権に該当するとして、その4分の1の限度で差押えを認め、その余の申し立てを却下しました。

 これに対して、本件債権のうち、4分の3の差押を却下した部分について執行抗告を申立てをしました。

 東京高裁は、本件債権が民事執行法152条1項1号所定の差押禁止債権に該当しないとして、本件債権の4分の3の部分を含めて債権差押えを認める変更決定をしました。

 本決定は、上記判断の根拠として、本件保険契約は、債務者の祖母が贈与税圧縮するために締結したもので、債務者に対して年金保険の形式で生前贈与したものであること、債務者は本件債権を受給しなくても生活に貧窮する状態ではないことを挙げています。 

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 本決定の位置づけとしては、「本決定は、差押禁止債権のうち、実務上、問題となることが少ない私的年金に係る債権の該当性について判断したものであるから、実務上留意すべきものである。ただし、上記のとおり、本決定の判断には、本件の事案の特殊性が大きく影響しているとも推察されるので、どの程度までその趣旨を及ぼすことができるか否かについては、慎重な検討をすべきであろう」と解説されています。
 
 私的年金契約に基づく年金債権なので、なんとなく、4分の3は無理なんじゃないかなと思っていましたが、そうではないようです。
 しかし、よく年金保険を特定できたものですね。また、おばあちゃん、一時払い保険料で7500万円を孫のためにしはらっています。
 
 まだ若い債務者のようですが、なんでこんな大きな債務を負うにいたったのか、田舎弁護士はそれも気になりますが、決定書ではわかりませんでした。

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