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2016年7月18日 (月)

【金融・企業法務】 銀行の預金取引約款に追加された暴力団排除条項に基づく解約の有効性 福岡地裁平成28年3月4日判決

 銀行法務21No802で紹介された福岡地裁平成28年3月4日判決の解説です。

 このブログでも過去に紹介しておりますが、福岡地裁平成28年3月4日判決は、金融機関の実務に定着している暴力団排除条項について、条項の合憲性や約款変更の遡及的適用の可否といった重要な論点を正面から取り上げて判示し、金融機関による暴力団排除の取り組みを後押しするような結論を導きました。

 特に、預金契約締結後に取引約款に追加された暴力団排除条項を既存の預金契約に遡及適用できるかという論点については、これまで明確に判示した判決例はなかったと言われており、その理論的根拠を含めて、先例的価値が高いと評価されています。

 田舎弁護士の事務所でも、銀行の預金取引約款に追加された暴力団排除条項に基づく解約については、担当したことがあり、古い預金取引の場合には、暴力団排除条項の遡及的適用の可否は問題となるために、本判決も深く勉強したことがあります。

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