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2015年12月29日 (火)

【倒産】 遺産分割と否認

 Kimg0223
 金融法務事情No2032で紹介された東京地裁平成27年3月17日判決です。

 遺産は、2億4000万円程度で、相続には、破産者と兄だけであり、破産者は約2600万円のみを遺産分割で取得したという事案でした。

 う~ん。 

 管財人の立場からすれば、これって、否認でしょう となると思います。

 ところが、裁判所は、否認 ×と判断しました。

 判決要旨は以下のとおりです。

 遺産分割協議の無償性の判断にあたっては、

① 遺産分割の方法について、民法906条が個別的な事情を考慮することによって共同相続人間の実質的な公平を実現した遺産の配分をすることを期待しているものと解されること、

② 遺産分割は審判による分割のみならず、共同相続人間の合意によっても行うことができ、この場合には、具体的相続分と異なる割合での分割を妨げられないこと

にかんがみると、法定相続分または具体的相続分を超えた遺産の取得を合意した遺産分割が直ちに無償性を肯定されると解するのは相当といえず、

 無償性を認めるには、当該遺産分割において考慮された個別具体的な事情を検討し、これらを総合的に考慮しても当該遺産分割が共同相続人間の実質的公平を実現するものとはいえないと認められた場合であることが必要である。

 本件事情のもとでは、本件遺産分割協議のうち本件超過取得部分は、破産者と被告の共同相続人間の実質的公平を実現するものといえない場合には当たらず、本件超過取得部分が無償行為として否認の対象となるのは認めがたい

 というわけで、否認請求を認めませんでした。

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