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2015年10月24日 (土)

【法律その他】 第1回調停期日で調停を打ち切った措置!?

 判例タイムズNo1415号で紹介された最高裁平成27年3月5日判決です。

 判決要旨を紹介いたします。

 公害紛争処理法26条1項に基づく調停において、調停委員会が、調停期日への出席を求めるに当たり、「出席する意志がある場合は、下記の日時・場所へお越しください。」等の記載をした期日通知書を被申請人らに送付し、第1回調停期日において調停を打ち切った措置は、(1)~(3)など判示の事情の下では、その裁量権の範囲を逸脱したものとはいえず、国賠法1条1項の適用上違法であるとはいえない。

(1)当該調停に係る紛争は、相当以前に処分された産業廃棄物等に係るもので、それらに対する被申請人らの関与の態様や程度は様々である上、被申請人らはいずれも、調停委員会からの事前の意見聴取に対し、調停に応じない旨の意思を明確にしていた

(2)調停委員会が期日通知書に「出席する意志がある場合、」との文言を含む記載をしたのは上記(1)の意思を明確にしていた被申請人らに対して手続への参加を強制されたとの誤解を与えないようにとの配慮に基づくものであった

(3)被申請人らは、いずれも第1回調停期日に出席しなかった。

 なんと、原審の高松高裁は、「出席する意志がある場合」という記載をしたことと、第1回調停期日で調停を打ち切ったということが、調停委員会の裁量の範囲を逸脱しているとして、1人あたり慰謝料を10万円認めていたのです。

 当・不当の問題は生じるでしょうが、違法とまではいえないという事案であることが判決文からは明らかだと思うのですが、何か背景事情があったのでしょうかね。

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