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2015年4月 5日 (日)

【法律その他】 性的虐待行為によりうつ病を発症した場合、除斥期間の起算点はうつ病発症の時であるとして、除斥期間の経過を認めなかった事例

 判例時報No2245号で紹介された札幌高裁平成26年9月25日判決です。

 第1審は、本件性的虐待行為を一体とみてもその最終時点(昭和58年1月上旬ころ)から本件提訴まで20年以上を経過しているから、Xの損害賠償請求権は民法724条後段に定める除斥期間の経過により消滅していると判断し、Xの本訴請求を棄却しました。

 第2審は、うつ病が発症したのは平成18年9月頃であるから、うつ病を発症したことを理由とする不法行為に基づく損害賠償請求権については、除斥期間が経過していないということができるとして、Xの本訴請求を認めました。

 民法724条後段の除斥期間の起算点についえは、加害行為説と損害発生時説とが対立していましたが、最高裁平成16年4月27日判決は、加害行為が終了してから相当の期間が経過した後に損害が発生する場合には、当該損害の全部又は一部が発生した時から、進行すると判断しており、この判決もこの理論に依拠するものです。

 ただ、事案の概要をみると、Xは、昭和58年ころに、すでにPTSDや離人症性障害を発症していたようですが、平成18年9月ころに、難治性重度うつ病も発症したようです。裁判所は、平成18年9月ころまでは、うつ病を発症しないままで推移したと認定しています。この当たりって、医学的にはどうなんでしょうかね?

 もっとも、事案の概要をみる限り、Xが勝訴したことは結果としては妥当であると思います。

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