励みになります。クリックお願いします。<(_ _)>

  • にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

<(_ _)>

  • 弁護士ドットコム|無料法律相談・弁護士/法律事務所検索ポータル

書籍紹介(企業法務・金融)

書籍紹介(不動産・建築)

« 【法律その他】 大飯原子力発電所差止仮処分命令申立事件 No2 | トップページ | 【金融・企業法務】 金融判例研究第24号 金融法学会編集 »

2014年9月27日 (土)

【法律その他】 大飯原子力発電所差止仮処分命令申立事件 No3

 本決定は、債権者らが具体的危険性があると主張した個別の事項について、要旨以下のとおり、いずれも疎明がないものと判断しました。

 ア 制御棒挿入時間について(争点2)

 本件発電所において、制御棒挿入時間につき許容値を2.2秒とする定めはなく、2.2秒は、安全解析評価上の観点から設置された時間であり、安全性に対しては一応の目安となる時間に過ぎず、これを超えたとしても直ちに具体的危険性が肯定されるものではない。

 また、3連動の地震(本件発電所の周囲にある断層のうち、3つの断層が連動して発生する地震のこと)が起こる可能性があるものとして安全性を検討するのが相当であるが、3連動の地震が生じたとしても、制御棒挿入時間が2.2秒を超えると認めるには足りない。

 仮に制御棒挿入時間が債権者が主張する2,39秒であるとしても、具体的危険性があると認めるには足りない。

 イ F-6 破砕帯について(争点3)

 原子炉規制委員会内に設置された有識者会合において同破砕帯が活断層にあたるかについて検討中であったところ、決定時までの議論においては、台場浜トレンチ内の地層のずれは地滑りによる可能性が高く、現在までに提出された証拠関係の下においては、断層運動によるものと認めるには足りない。

 ウ 津波の危険性について(争点4)

 債権者らが大規模な津波の根拠として引用する古文書等の記載は、債務者による文献調査と聞き取り調査との結果に照らすと信用性が低いし、債務者が行った津波堆積物調査の結果からは大津波の痕跡は見られないから、本件発電所のクリフエッジ(安全限界)である11.4メートルを超える大津波が襲来する可能性を認めるには足りない。

 但し、解説には、「本件では、決定中にも記載されているように、当事者双方とも、本件決定当時策定中であった新規制基準について主張疎明をしておらず、意識的に新基準策定前の段階における決定を求めていたことがうかがわれるところ、そういう意味では、本決定の安全基準の合理性と充足性の判断は、新規制基準の策定前という特定の時点における判断であり、先例的価値は限定されている」と書かれています。

 原審は平成25年4月16日付けの決定ですが、解説によると、債権者らが即時抗告を申し立てていた案件については、平成26年5月9日付けで大阪高裁で申立が却下されています。 

 

« 【法律その他】 大飯原子力発電所差止仮処分命令申立事件 No2 | トップページ | 【金融・企業法務】 金融判例研究第24号 金融法学会編集 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

書籍紹介(労働・労災)

無料ブログはココログ