励みになります。クリックお願いします。<(_ _)>

  • にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

<(_ _)>

  • 弁護士ドットコム|無料法律相談・弁護士/法律事務所検索ポータル

書籍紹介(企業法務・金融)

書籍紹介(不動産・建築)

書籍紹介(法律)

« 【金融・企業法務】 消費税転嫁問題への対応 月刊監査役 | トップページ | 【金融・企業法務】 監査役が知っておくべき金商法の基礎講座 第3回 月刊監査役No624 »

2014年3月15日 (土)

【建築・不動産】 設計の瑕疵と施工者の責任との関係

 愛媛の弁護士の寄井です。

 消費者法ニュースNo98の弁護士の河合敏男先生による連載から引用します。 

 「東京地判平成20年5月29日は、特殊なサッシュ取り付けを指示した設計に基づく施工の結果雨漏りが生じた事案について、

 設計者は注文主の代理人であるとの前提の下で、

 『設計図書は、注文者の注文内容を請負人に伝達するために専門技術を用いて作成されたものであるから、設計図書に注文主の意図が反映されていないことが客観的に明らかである場合にまで設計図書に記載されたとおりの合意が成立したということはできず、設計図書に記載されたとおりの施工をしたからとって、瑕疵担保責任の問題を論ずる余地はないということはできない。』とした上で、

 『注文主は建築に関する専門的知識を有するものではないことからすれば、注文内容には通常想定される使用方法による限り雨漏り等の不具合が生じないような建物を建築することが含まれていると解するべきである。』と判示して、瑕疵に該当するとしている。」

 注文主の合意に基づいたとしても、瑕疵にあたると判断したわけです。

 但し、「同東京地裁判決は、施工者からの設計変更の提案を受けたにもかかわらず、設計者がこれに応じなかったという事実を捉え、注文者の指図に基づいて施工した結果生じた瑕疵として、民法636条本文により、瑕疵担保責任を否定」しました。

 民法636条本文は、くせ者ですね。

 もっとも、「京都地判平成4年12月4日は、設計に起因するマンション汚水管の詰まり及び逆流の瑕疵について、『工事請負人の担保責任を免除するような注文者の指図とは、注文者の充分な知識や調査結果に基づいて行われた指示、あるいはその当時の状況から判断して事実上の強い拘束力を有する指示などであると制限的に理解しなければならない。』として施工者の瑕疵担保責任を認めたが、

 本件施工せざるを得なかった根本的原因は、本件建物の設計自体に存するとして、『民法636条の法意にかんがみ、同法418条の過失相殺の規定を準用して、本件施工による損害の5割を減額すべきである。』としている。」

 瑕疵担保責任が認められましたが、残念ながら、大幅に過失相殺されてしまいました。。。。 

« 【金融・企業法務】 消費税転嫁問題への対応 月刊監査役 | トップページ | 【金融・企業法務】 監査役が知っておくべき金商法の基礎講座 第3回 月刊監査役No624 »

2018年4月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

書籍紹介(労働・労災)

無料ブログはココログ