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2013年12月28日 (土)

【建築・不動産】 区営住宅の賃貸借契約の連帯保証人に対する滞納使用料等の請求の一部が信義則に反して権利濫用になるとされた事例

 判例時報No2198号(11月21日号)で紹介された東京高裁平成25年4月24日判決です。

 あの加藤新太郎裁判長の判決です。

 本判決の概要を引用します。

 まず、本判決は、賃貸人の保証人に対する請求は一定の場合には信義則により制限されるとしました。

 そして、原判決が、平成21年4月1日以降の延滞使用料等の請求が権利濫用になるとしてあげた事情として、

 ①Xは平成18年7月時点で本件住宅の入居許可の取消権が発生していたことを認識していたこと、

 ②Xは平成18年3月時点からAが不法占拠者であることを認識していたこと、

 ③Y1はXの担当者に顛末を報告し、AはXとの交渉に応じなかったのであるから、平成19年4月以降は、少なくともAに対する明渡請求訴訟の提起を検討すべきであったこと、

 ④その後の経緯からして、延滞使用料等が2年1か月分に及んでいた平成20年3月末の時点では、Y2の保証債務額が拡大する事態を防止するため速やかに訴訟を提起すべきであったこと、

 ⑤それにもかかわらず、訴訟を提起しなかった以上平成20年3月末から更に1年が経過した平成21年4月1日時点では著しい遅延があったことを

 引用した上で、

 ⑥Xの住宅課所管にかかる本件住宅の賃貸借契約上のXとY1・Aと連帯保証人Y2との関係及び生活福祉課の所管にかかる生活保護法に基づくXとY1・Aとの関係があり、その全体を考察する必要があるところ、本件事実関係からすると、生活福祉課はAに対する必要な住宅扶助を支給して本件の延滞発生を防止することが可能であったこと、

 ⑦Y2があえて附帯控訴をしないという応訴態度をも考慮して、

 平成21年4月1日以降の延滞使用料等の請求が権利濫用になる旨の判断をしたものである。

 類似事案の相談って時々ありますよね。

 今までは信義則違反だけどちょっと難しいかもしれないとか回答していましたが、これからは、難しいかもしれないけど、請求を一部制限した高裁判決もあるので、場合によれば認められるかもしれないね に変更でしょうか?

 何! 余り変わっていないって  

 すみません。 

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