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2013年10月27日 (日)

【法律その他】 国内で唯一稼働中の大飯原子力発電所の運転停止を求める住民等の保全処分申立てが却下された事例 大阪地裁平成25年4月16日決定 No4

 続きです(No4)。

 「F-6 破砕帯が活断層に当たるか」という争点です。

 大飯発電所敷地内には、F-6破砕帯と呼ばれる破砕帯が存在し、同破砕帯は大飯発電所の敷地内の2号機と3号機の間を概ね南北に通っており、本件発電所の非常用取水路は同破砕帯を東西に横切っているようです。

 非常用取水路は、耐震設計審査指針上、重要度分類Sクラスの設備に該当するため、F-6破砕帯が耐震設計上考慮する活断層ということになれば、その上に非常用取水路を設置することは許されないということになります。

 耐震設計上考慮する活断層としては、後期更新世(13~12万年前)以降の活動が否定できないものとするとされており、なんと、F-6破砕帯には、地層にずれがあり、このずれが、12~13万年前のものであったことから、問題となりました。

 この点について、裁判所は、有識者会合において、二度にわたって現地調査を行い、債務者の追加調査も踏まえて、評価会合を重ねて議論を行った結果、現時点では、地層のずれは地滑りによるものであるとの見解が相当有力であり、地滑りである可能性が高いと認められる。

 従って、現時点では、F-6が活断層に該当すると認めるに足りる疎明はないということになりました。

 決定文をよく読んでみると、平成25年1月16日の段階では、岡田教授と重松主任研究員が地滑りないしその可能性が非常に高いとする見解、渡辺教授は活断層であるとする見解、廣内准教授が地滑りの可能性があるが、活断層であることを否定するに至っていないという見解だったようです。京都大学の千木教授は、地滑りによる可能性が高いという見解でした。

 活断層であるとする見解もあることから、抗告審では、この点についても再び活発に議論されるのだろうなと思います。 

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