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2013年10月26日 (土)

【法律その他】 国内で唯一稼働中の大飯原子力発電所の運転停止を求める住民等の保全処分申立てが却下された事例 大阪地裁平成25年4月16日決定 No3

 続きです(NO3)。

 「地震発生時の制御棒挿入時間」については、(1)本件発電所について、地震発生時における制御棒挿入時間の許容値は2.2秒と定められているか、(2)三連動の地震が発生した場合、本件発電所において制御棒挿入時間は2.2秒を超えるか、(3)本件発電所につき、制御棒挿入時間に関して具体的危険性があるといえるかが、争点となりました。

 まず、(1)については、地震発生時における制御棒挿入時間の許容値が2.2秒と定められていることはない。

 (2)については、三連動の地震が発生したとしても、制御棒挿入時間は、保守的な試算を含めても、2.2秒以内におさまっている。

 (3)についても、仮に、Xらが主張する「2.39秒」だとしても、原子炉安全専門審査会がとりまとめ、原子炉安全委員会が了承した「安全余裕に関する検討について」と題するものによれば、安全限界より安全側にある判断基準までは11秒程度であったこと、独立行政法人原子力安全基盤機構が発表した報告書によれば、約8秒以内に制御棒が挿入できれば炉心損傷に至らないこと、Yから原子炉安全専門審査会・制御棒挿入に係る安全余裕検討部会に出された「PWR制御棒挿入時間延長感度解析について」によれば、本件発電所と同型の原子炉について制御棒挿入時間を3.5秒として感度解析をしたところ、判断基準を満足するものであったことが認められることから、制御棒挿入時間が2.39秒であったとしても、解析結果上は何らかの危険性が生じる状況はうかがわれない

 以上から、制御棒挿入時間に関しては具体的危険性があることが疎明されているとはいえない。

 以上が、制御棒挿入時間についての裁判所の判断です。制御棒挿入については、他の事案でも大きな争点になっているところです。 

 

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