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2013年3月 3日 (日)

【建築・不動産】 中古の建物と敷地の売買契約において建物が傾斜していたことにつき、建物の基礎の隠れた瑕疵を認め、売主の瑕疵担保責任が肯定された事例 東京地裁平成24年6月8日判決

 判例時報No2169号(2月1日号)で紹介された東京地裁平成24年6月8日判決です。

 判決の概要は以下のとおりです。

 本件建物の傾斜は本件土地の不同沈下によって発生したものであるから、本件建物の基礎に隠れた瑕疵があると認められる

                  ↓

 右傾斜を補修することにより居住用建物として利用可能であるとして売買契約を解除することはできない

                  ↓

 Yの損害賠償責任として、本件建物の傾斜の原因・補修方法に関する調査費用、補修費用相当額、弁護士費用等を賠償すべきことを命じた。

 なお、売買は平成14年8月8日、Xらが建物が傾斜していることを感じたのは、平成18年1月 とすれば、瑕疵担保責任の除斥期間が心配になります。

 これに対しては、平成18年1月ころは、本件建物の傾斜の程度、方向等を正確に認識していなかったこと、一級建築士に調査を依頼して傾斜の程度や方向等を具体的に知った平成19年2月が除斥期間の起算点とすること、平成19年5月に内容証明郵便を送っていることから、セーフとしています。

 建築瑕疵って、最初はとっきにくいですが、経験を積んで用語などに慣れてくると、そうでもないように感じます。

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