【流通】 チェーンストアエイジ 4.15号
チェーンストアエイジ4/15号に、中四国のGMSであるフジの尾﨑英雄社長のインタビュー記事が紹介されていました。
インタビュー記事によると、フジの取り組みは概略以下のとおりですと紹介されていました。
フジは、食品スーパー(SM)を事業の中心に据え、質の高い経営、強い商品力によって、高い収益力を確保します。
そのためには、SM事業を強化する必要があり、第一に、生鮮食品の強化、すなわち、料理の素材になるものからすぐに食べられるような商品まで品揃えを強化します。
また、農業法人の設立し、農業との連携を強め、収穫された農作物を店頭で販売するまでの仕組みを構築します。
さらに、「フジ産直マルシェ」という業態の構築です。現状は、地場で生産された青果物を販売している形態ですが、今後は、例えば、商品が手薄な時期には、ほかの地域、そして全国各地の産地で収穫された青果物も扱い、リージョナルチェーンを展開する企業の強みを生かした店にする計画です。
お店についても、今後は、大型店であるフジグランでの出店は積極的に出せるものではなく、今後は、都市型小型店を年3店のベースで店舗網を拡大します。また、既存店舗も建て替えを機に店の機能を新しくしていきます。
さらには、買い物が不便なエリアや、買い物に出かけられない人に対しても、移動店舗、循環バス、ご用聞きサービスの充実などあらゆる方法を検討します。
そして、お客様の声に真摯に応え、お客様から支持される企業になるよう努力していきます。
以上
フジがお客様から支持される企業作りに努力し続けていることがわかる記事になっていました。
弁護士業界でも、現在、弁護士数の急激な増加、隣接士業の法律事務への進出、ADRの発達、国民の一部弁護士への不信等、弁護士を取り巻く経営環境は、10年前と比べると激変しております。
このような状況のもとで、顧問先様を初めとするご依頼人様・ご相談者様から支持される法律事務所作りにどのように努力していけばいいのかを考えるに際して、逆に、厳しい競争のなか経営の第一線で活躍されている経営者のお話は大いに参考になります。
私が考えているのは、まず、ご相談者様のお話を謙虚に聞くことができるという姿勢だと思います。
そして、地域で最高水準のリーガルサービスの提供だと思います。具体的には、事案の想定される筋道を適切に捉えることができること、的確な主張及び立証活動を行えること、随時依頼人に報告し進行について協議を行うことと考えております。
このようなことを持続的に行うことができれば、地域に支持される法律事務所として安定した経営を行うことができるのではないかと思います。
でも、まだまだ十分なサービスが提供できているとは思えません。むしろ、記事にもありましたが、自分のスタイルを正当化し、押しつけていた部分もあるのではないかとさえ思うことがあります。
例えば、養育費の計算にあたって、ご相談者様の十分な話しをきかずに、単に、当事者の子どもの年齢及び収入だけを尋ねて、養育費早見表で、結論を述べてしまうことなどを思い出します。
今後とも、顧問先様、ご依頼人様、ご相談者様に支持される事務所になれるよう努力していきたいと思います。
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